QIBM_SYSTEM_LIMITS グローバル変数
SYS2/SYSLIMTBL テーブル内でストレージを過剰に使用するのを避けるために、 DB2 for i は自動的に行を削除 (または整理) します。
DB2 for i が提供するグローバル変数が、整理アクションをガイドします。制限の各タイプに対して、2 つのグローバル変数があります。整理変数は、直近に記録された項目のうちいくつを保存するかを選択するのに使用されます。高ポイント変数は、最も高い使用量の値の項目のうちいくつを保存するかを選択するのに使用されます。
グローバル変数の名前とそれぞれに対する制限を以下に示します。スキーマは SYSIBMADM です。
- QIBM_SYSTEM_LIMITS_PRUNE_BY_ASP
- 100
- QIBM_SYSTEM_LIMITS_PRUNE_BY_JOB
- 50
- QIBM_SYSTEM_LIMITS_PRUNE_BY_OBJECT
- 20
- QIBM_SYSTEM_LIMITS_PRUNE_BY_SYSTEM
- 100
- QIBM_SYSTEM_LIMITS_SAVE_HIGH_POINTS_BY_ASP
- 25
- QIBM_SYSTEM_LIMITS_SAVE_HIGH_POINTS_BY_JOB
- 5
- QIBM_SYSTEM_LIMITS_SAVE_HIGH_POINTS_BY_OBJECT
- 5
- QIBM_SYSTEM_LIMITS_SAVE_HIGH_POINTS_BY_SYSTEM
- 25
グローバル変数値はどれでも再定義して、システムの制限を変更することができます。変数が再定義された後、次のシステム IPL の後で新しい値が有効になります。
IBM i ナビゲーターを使用してグローバル変数用の SQL を生成し、OR REPLACE オプションを使用してそれを異なるデフォルト値を持つように再作成します。例えば、すべてのシステム・タイプの制限について、直近に記録された行を 50 行保持するように設定するには、以下の SQL ステートメントを使用します。
CREATE OR REPLACE VARIABLE SYSIBMADM.QIBM_SYSTEM_LIMITS_PRUNE_BY_SYSTEM
INTEGER
DEFAULT 50