gencat - フォーマットされたメッセージ・カタログを生成する

構文

gencat [-C ccsid] [-m mode ] [-t text] catfile msgfile ...

説明

gencat ユーティリティーは、メッセージ・テキスト・ソース・ファイル msgfile から、フォーマットされたメッセージ・カタログ catfile を生成します。 300 までのメッセージ・テキスト・ソース・ファイルを指定できます。 メッセージ・テキスト・ソース・ファイルは指定された順序で処理されます。 連続したソース・ファイルがそれぞれカタログを変更します。 ソース・ファイルのメッセージ番号がメッセージ・カタログにすでに存在している場合、 ソース・ファイルで定義されている新規メッセージ・テキストがメッセージ・カタログ・ファイルにある古いメッセージ・テキストと置き換えられます。 ソース・ファイルのメッセージ番号がメッセージ・カタログにまだ存在していない場合、 メッセージ情報がメッセージ・カタログに追加されます。

オプション

-C ccsid
メッセージ・カタログを作成し、指定した ccsid でメッセージ・テキストを保管します。
-m mode
メッセージ・カタログのファイル許可ビットを、指定した mode に設定します。 mode 引数は、chmod コマンドでサポートされているどのフォーマットでも指定できます。 シンボリック・モードを指定した場合は、演算文字 + および - は、 a=rw の初期モードを基準として解釈されます。
-t text
指定した text をメッセージ・カタログ・オブジェクトに割り当てます。 テキストのオブジェクトへの割り当ては、 メッセージ・カタログに使用するファイル・システムまたはオブジェクト・タイプによって提供されるサポートに依存しています。

オペランド

catfile オペランドは、変更または作成するメッセージ・カタログへのパスを指定します。 -m オプションが指定されない場合、 メッセージ・カタログは、現行のファイル作成マスクで変更したデフォルト・モード (所有者、グループ、およびその他に読み書きのアクセス権を許可するモード: 0666) を使用して作成されます。

msgfile は、入力メッセージ・テキスト・ソース・ファイルへのパスを指定します。 メッセージ・テキスト・ソース・ファイルは 300 が限度です。

終了状況

  • 0 正常終了。
  • >0 不成功の場合。

  1. 1 つのメッセージ・テキスト・ソース・ファイルを使用してメッセージ・カタログを作成する場合:
    gencat product.cat msg.src
  2. 複数のメッセージ・テキスト・ソース・ファイルを使用してメッセージ・カタログを作成する場合:
    gencat product.cat msg1.src msg2.src msg3.src
  3. メッセージ・カタログを作成し、モードおよび ccsid を設定する場合:
    gencat -C 37 -m a-w product.cat msg.src