datarea - i5/OS(TM) データ域の読み書きをする

構文

datarea -r [-l] [-s substring] data-area

datarea -w [-l] [-s substring] data-area [ data ... ]

説明

datarea ユーティリティーは、データ域の読み書きをします。

最初の構文形式では、datarea は、data-area の内容を読み取り、 それを標準出力に書き込みます。 デフォルトでは、データ域全体を読み取ります。

2 番目の構文形式では、datarea は、data-area に書き込みをします。 data が指定された場合、それが data-area に書き込まれます。 指定されなかった場合は、標準入力から 1 行読み取り、data-area に書き込みます。

オプション

-l
相対パス名が指定されている時、ライブラリー・リストを使用して data-area を検索します。
-r
data-area から読み取りをします。
-s substring
文字タイプ・データ域の作業のため、substring で指定される文字位置を読み書きします。 substring で、番号、 ダッシュ (-)、および 2 番目の番号で構成される番号の範囲として指定すると、1 番目の番号から 2 番目の番号まで (これらを含む) の各文字位置を選択できます。 最初の番号を省略すると、1 から 2 番目の間の番号の文字位置が選択されます。 2 番目の番号を省略すると、1 番目の番号からデータ域の最後までの文字位置が選択されます。
-w
data-area に書き込みをします。

オペランド

data-area はデータ域のパス名です。 データ域は、QSYS.LIB ファイル・システムにのみ存在します。

終了状況

  • 0 正常終了。
  • >0 不成功の場合。