dataq - i5/OS™ データ待ち行列からメッセージを送受信する

構文

dataq -c [-l] queue

dataq -r [-lp] [-n number] [-t seconds] queue

dataq -w [-l] [-n number] queue [ data ... ]

説明

dataq ユーティリティーは、データ待ち行列からのメッセージの消去、データ待ち行列からのメッセージの読み取り、またはデータ待ち行列へのメッセージの書き込みを行います。

最初の構文形式では、dataq はすべてのメッセージを queue から消去します。

2 番目の構文形式では、dataq はメッセージを queue から読み取り、 それらを標準出力に書き込みます。 デフォルトでは、queue から読み取るメッセージは 1 つです。 queue からのメッセージが入手できない場合、dataq はメッセージを待ちます。

3 番目の構文形式では、dataq はメッセージを queue に書き込みます。 data が指定された場合、それは 1 つのメッセージとして queue に書き込まれます。 それ以外の場合は、標準入力から読み取られた行がそれぞれ、1 つのメッセージとして queue に書き込まれます。

オプション

-c
すべてのメッセージを queue から消去します。
-l
相対パス名が指定されている場合、ライブラリー・リストを使用して queue を検索します。
-n number
-r オプションが指定されている場合、number で示される数のメッセージを queue から読み取ります。 -w オプションが指定されている場合、number で示される数のメッセージを queue に書き込みます。
-p
peek モード。 メッセージを読み取る時、そのメッセージを queue に残します。
-r
メッセージを queue から読み取ります。
-t seconds
メッセージを読み取るとき、seconds 秒間待機してもメッセージを受け取らなかった場合に終了します。
-w
queue からのメッセージを書き込みます。

オペランド

queue はデータ待ち行列のパス名です。 データ待ち行列は、QSYS.LIB ファイル・システムにしか存在できません。

終了状況