ビュー

ビュー は、1 つ以上の表のデータを見るための代替方法を提供します。

ビューは、結果表の名前の付いた指定です。その指定は、ビューが SQL ステートメントで参照される時点で実際に実行される SELECT ステートメントです。したがって、ビューは、基本表と同様に、列や行を持つものとして考えることができます。検索の場合、すべてのビューを基本表と同様に使用することができます。 挿入、更新、または削除の操作で、ビューを使用できるか否かは、その定義に依存します。

ビューに対して索引を作成することはできません。ただし、ビューの基礎となる表に対して作成された索引は、そのビューの操作のパフォーマンスを向上させることがあります。

ビューの列が、基本表の列から直接派生する場合、その列は、基本表の列に適用される制約をいずれも継承します。例えば、ビューがその基本表の外部キーを含む場合、そのビューを使用する INSERT および UPDATE 操作は、基本表と同じ参照制約が課せられます。同様に、ビューの基本表が親表である場合、そのビューを使用する DELETE 操作は、基本表に関する DELETE 操作と同一の規則に従います。また、ビューは、その基本表に適用されるトリガーをいずれも継承します。 例えば、ビューの基本表が更新トリガーを持つ場合、そのトリガーは、そのビューに更新が行われる時点で実行されます。

ビューは名前を持ち、また異なるシステム名を持つこともできます。システム名は、IBM® i オペレーティング・システムによって使用される名前です。 SQL ステートメントでビュー名 を指定する場所には、どちらの名前でも使用できます。

ビューの列は名前を持ち、また異なるシステム列名を持つことができます。システム列名は、IBM i オペレーティング・システムによって使用される名前です。SQL ステートメントで列名 を指定 する場所には、どちらの名前でも使用できます。

ビュー は CREATE VIEW ステートメントで作成されます。 ビューの作成についての詳細は、CREATE VIEWを参照してください。