EXP
EXP 関数は、自然対数の底 (e) を引数の指定だけ累乗した値を戻します。 EXP 関数と LN 関数は、逆の演算になります。
- expression
- 任意の組み込み数値、文字ストリング、 またはグラフィック・ストリングのデータ・タイプの値を戻す式。 ストリング引数は、関数を評価する前に倍精度の浮動小数点にキャストされます。 ストリングを倍精度の浮動小数点に変換する方法については、DOUBLE_PRECISION または DOUBLEを参照してください。
引数のデータ・タイプが DECFLOAT(n) の場合、結果は DECFLOAT(n) です。それ以外の場合、結果のデータ・タイプは、倍精度の浮動小数点数になります。 引数が NULL になる可能性がある場合は、結果も NULL になる可能性があります。 引数が NULL の場合は、結果は NULL 値になります。
注記
DECFLOAT 特殊値が関係する場合の結果: 10 進浮動小数点値の場合、特殊値は次のように扱われます。
- EXP(NaN) は NaN を返します。
- EXP(-NaN) は -NaN を返します。
- EXP(Infinity) は Infinity を返します。
- EXP(-Infinity) は 0 を返します。
- EXP(sNaN) および EXP(-sNaN) は警告またはエラーを返します。1
例
- ホスト変数 E は、値が 3.453789832 の DECIMAL(10、9) ホスト変数であると想定します。
およそ 31.62 の値が戻されます。SELECT EXP(:E) FROM SYSIBM.SYSDUMMY1
1 SQL_DECFLOAT_WARNINGS 照会オプションに *YES を指定すると、NaN および -NaN がそれぞれ警告と一緒に返されます。