ANTILOG
ANTILOG 関数は、数値の逆対数 (底 10) を戻します。ANTILOG 関数と LOG 関数は、逆の演算です。
- expression
- 任意の組み込み数値、文字ストリング、 またはグラフィック・ストリングのデータ・タイプの値を戻す式。 ストリング引数は、関数を評価する前に倍精度の浮動小数点にキャストされます。 ストリングを倍精度の浮動小数点に変換する方法については、DOUBLE_PRECISION または DOUBLEを参照してください。
引数のデータ・タイプが DECFLOAT(n) の場合、結果は DECFLOAT(n) です。それ以外の場合、結果のデータ・タイプは、倍精度の浮動小数点数になります。 引数が NULL になる可能性がある場合は、結果も NULL になる可能性があります。 引数が NULL の場合は、結果は NULL 値になります。
注記
DECFLOAT 特殊値が関係する場合の結果: 10 進浮動小数点値の場合、特殊値は次のように扱われます。
- ANTILOG(NaN) は NaN を返します。
- ANTILOG(-NaN) は -NaN を返します。
- ANTILOG(Infinity) は Infinity を返します。
- ANTILOG(-Infinity) は 0 を返します。
- ANTILOG(sNaN) および ANTILOG(-sNaN) は、警告またはエラーを返します。1
例
- ホスト変数 ALOG は、DECIMAL(10,9) のホスト変数で、値は 1.499961866 であると想定します。
およそ 31.62 の値が戻されます。SELECT ANTILOG(:ALOG) FROM SYSIBM.SYSDUMMY1
1 SQL_DECFLOAT_WARNINGS 照会オプションに *YES を指定すると、NaN および -NaN がそれぞれ警告と一緒に返されます。