ABS
ABS 関数は、数値の絶対値を戻します。
- expression
- 任意の組み込み数値、文字ストリング、 またはグラフィック・ストリングのデータ・タイプの値を戻す式。 ストリング引数は、関数を評価する前に倍精度の浮動小数点にキャストされます。 ストリングを倍精度の浮動小数点に変換する方法については、DOUBLE_PRECISION または DOUBLEを参照してください。
結果のデータ・タイプは、以下の場合を除いて、引数値のデータ・タイプと同じです。
- 引数値が単精度の浮動小数点数の場合は、倍精度の浮動小数点数になります。
- 引数値が短整数である場合、結果は長整数になります。
- 引数が、10 進数または位取りがゼロ以外の 2 進数で、 精度が p、位取りが s である場合は、 精度が mp で位取りが s の 10 進数になります。
注記
DECFLOAT 特殊値が関係する場合の結果: 10 進浮動小数点値の場合、特殊値は次のように扱われます。
- ABS(NaN) および ABS(-NaN) は NaN を返します。
- ABS(Infinity) および ABS(-Infinity) は Infinity を返します。
- ABS(sNaN) および ABS(-sNaN) は sNaN を返します。
代替構文: ABSVAL は ABS の同義語です。 これは、DB2® の旧リリースとの互換性を維持するためにのみサポートされています。
例
- ホスト変数 PROFIT は、値が -50000 の長整数であると想定します。
値として 50000 が戻されます。SELECT ABS(:PROFIT) FROM SYSIBM.SYSDUMMY1