towctrans() — ワイド文字の変換

フォーマット

#include <wctype.h>
wint_t towctrans(wint_t wc, wctrans_t desc);

言語レベル: ANSI

スレッド・セーフ: はい。

ロケール依存: コンパイル・コマンドで LOCALETYPE(*LOCALE) が指定される場合、この関数の振る舞いは、現行ロケールの LC_CTYPE カテゴリーの影響を 受ける可能性があります。また、コンパイル・コマンドで LOCALETYPE(*LOCALEUCS2) または LOCALETYPE(*LOCALEUTF) オプションのいずれかが指定される場合、 現行ロケールの LC_UNI_CTYPE カテゴリーの影響も受ける可能性があります。 この関数は、コンパイル・コマンドに対して LOCALETYPE(*CLD) が指定されている場合には使用できません。詳細については、CCSID およびロケールの理解を参照してください。

ワイド文字関数: 詳細については、ワイド文字 を参照してください。

説明

towctrans() 関数は、desc によって示されるマッピングを使用して、 ワイド文字 wc をマップします。

towctrans(wc, wctrans("tolower")) は ワイド文字に対して、文字ケースのマッピング関数である towlower() の呼び出しと同じように振る舞います。

towctrans(wc, wctrans("toupper")) は ワイド文字に対して、文字ケースのマッピング関数である towupper() の呼び出しと同じように振る舞います。

戻り値

towctrans() 関数は、desc によって示されるマッピングを使用して、 wc のマップされた値を戻します。

towctrans() の使用例

#include <stdio.h>
#include <stdlib.h>
#include <string.h>
#include <wchar.h>
#include <wctype.h>
 
int main()
{
   char *alpha = "abcdefghijklmnopqrstuvwxyz";
   char *tocase[2] = {"toupper", "tolower"};
   wchar_t *wcalpha;
   int i, j;
   size_t alphalen;
 
   alphalen = strlen(alpha)+1;
   wcalpha = (wchar_t *)malloc(sizeof(wchar_t)*alphalen);
 
   mbstowcs(wcalpha, alpha, 2*alphalen);
 
   for (i=0; i<2; ++i) {
      printf("Input string: %ls¥n", wcalpha);
      for (j=0; j
      for (j=0; j

関連情報



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