fmod() — 浮動小数点の剰余の計算

フォーマット

#include <math.h>
double fmod(double x, double y);

言語レベル: ANSI

スレッド・セーフ: はい。

説明

fmod() 関数は、x/y の浮動小数点の剰余を計算します。結果の絶対値は常に y の絶対値よりも小さくなります。結果は x と同じ符号を持ちます。

戻り値

fmod() 関数は x/y の浮動小数点の剰余を戻します。y がゼロか、または x/y によってオーバーフローが生じた場合は、fmod() は 0 を戻します。errno の値は EDOM に設定される可能性があります。

fmod() の使用例

次の例は x/y の剰余としての z を計算します。ここで、x/y は、剰余 -1 を持つ -3 です。

#include <math.h>
#include <stdio.h>
 
int main(void)
{
   double x, y, z;
 
   x = -10.0;
   y = 3.0;
   z = fmod(x,y);      /* z = -1.0 */
 
   printf("fmod( %lf, %lf) = %lf¥n", x, y, z);
}
 
/*******************  Output should be similar to:  ***************
 
fmod( -10.000000, 3.000000) = -1.000000
*/

関連情報



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