view コマンド

目的

vi エディターを読み取り専用モードで始動します。

構文

view [ -cSubcommand ] [ -l ] [ -t Tag ] [ -wNumber ] [ -y ] [ -r [ File ] ] [ + [ Subcommand ] ] [ File ... ]

説明

view コマンドは、 vi フルスクリーン・エディターを読み取り専用モードで始動します。 読み取り専用モードは、誤ってファイルを変更するのを避けるのに役立ちます。 読み取り専用モードをオーバーライドするには、コマンドの実行時に !(感嘆符) を使用します。 File パラメーターには表示したいファイルの名前を指定します。 ファイル内での移動には、vi サブコマンドを使用します。view コマンドを終了するには、:q サブコマンドを使用してください。 ファイルを変更する場合は、Esc キーおよび wq! を押すと変更内容を保管することができます。

フラグ

項目 説明
-cSubcommand vi による表示を開始する前に、ex エディター・サブコマンドを実行します。 -c '' のように null オペランドを入力すると、エディターはカーソルをファイルの最終行に移動します。
-l LISP 言語でプログラムを書くために設計された特殊機能を備えたバージョンの vi エディターに入ります。このモードでは、vi エディターは LISP プログラミング用に適宜字下げされ、 ( ) { } [[ および ]] などのサブコマンドは、LISP で正しく動作するように修正されます。
-r [File] エディターかシステムがクラッシュした後でファイルを回復させます。File パラメーターを指定しない場合には、エディターはすべての保管ファイルのリストを表示します。
-tTag Tag パラメーターで指定したタグの入っているファイルを編集し、エディターをその定義に配置します。 このフラグを使用するには、最初に ctags コマンドを使用して関数名とそれらの位置のデータベースを作成する必要があります。
-wNumber デフォルトのウィンドウ・サイズを Number パラメーターに指定した値に設定します。 ユーザーの端末と低速の通信回線でエディターを実行しているシステムで通信するときに役立ちます。
-y 最大行数設定値 1,048,560 を 1024 よりも大きい任意の値で上書きします。
+[Subcommand] vi による表示を開始する前に、Subcommand パラメーターで指定した ex エディター・サブコマンドを実行します。サブコマンドを指定しない場合は、ファイルの最終行にカーソルが移動します。