pwd コマンド

目的

作業ディレクトリーのパス名を表示します。

構文

pwd [ -L | -P ]

説明

pwd コマンドは、現行ディレクトリーの絶対パス名 (ルート・ディレクトリーから) を標準出力に書き出します。 すべてのディレクトリーは / (スラッシュ) で区切られます。 ルート・ディレクトリーは先頭の / で表され、最後のディレクトリーが現行ディレクトリーです。

フラグ

-L
ファイル名 . (ドット) または .. (ドット - ドット) を含んでいない現行ディレクトリーの絶対パス名が PWD 環境変数に含まれている場合は、PWD 環境変数の値を表示します。 それ以外の場合は、-L フラグは -P フラグと同じ働きをします。
-P
現行ディレクトリーの絶対パス名を表示します。 -P フラグを使用して表示される絶対パス名には、 シンボリック・リンクのタイプのファイルを参照する (パス名のコンテキストの) ファイル名が含まれません。

終了状況

このコマンドは、以下の終了値を戻します。

項目 説明
0 正常終了。
>0 エラーが発生しました。

次のように入力すると、


pwd

現行ディレクトリーが次のように表示されます。

/home/thomas

ファイル

項目 説明
/usr/bin/pwd pwd コマンドが入っています。