ps630 コマンド
目的
Diablo 630 印刷ファイルを PostScript フォーマットに変換します。
構文
ps630 [ -fBodyfont ] [ -pFile ] [ -sPitch ] [ -FBoldfont ] [ File ... ]
説明
ps630 コマンドは、Diablo 630 印刷ファイルを PostScript プリンターで印刷できるように PostScript フォーマットに変換します。 File 変数を指定しないと、ps630 コマンドは標準入力から読み取ります。 デフォルトでは、PostScript ファイルが標準出力へ送信されます。
ps630 コマンドは、-Txerox フラグで作成した nroff ファイルを変換することができます。 活字ホイールのエミュレーション情報は、オプションとして指定できます。 (太字と正規の) フォント指定は、PostScript フォント名 (Times-Roman、Times-Bold、Courier-Bold、Courier-BoldOblique など) です。 1 インチ当たり 10、12、または 15 文字を選択することができます。
アプリケーションによっては、文字を 2 回打つことによって太字を作るものもあります。 このタイプの太字は、PostScript フォーマットに変換されません。 適切な Diablo コマンド・シーケンス (Esc-0) を打つことによって生まれた太字効果だけが、太字文字を作ります。
ps630 コマンドの出力では、ページを逆にすることができません。 アプリケーションによってページ幅の調整が行われていない場合には、Times-Roman と Helvetica は狭いフォントなので、詰められて見える可能性があります。
以下の Diablo 630 コマンドは、サポートされません。
- 印刷抑制
- HY- プロット
- 拡張文字セット
- プリント・ホイール情報またはプログラム・モードのダウンロード
- 11 インチ以外のページ長さ
- 紙送り制御
- ハンマー・エネルギー制御
- リモート診断
- 逆方向印刷制御
注: 反転印刷のための Diablo 630 コマンドがサポートされます。
フラグ
項目 | 説明 |
---|---|
-fBodyfont | 通常の印刷に使用されるフォントを設定します。 デフォルトは Courier です。 |
-pFile | 標準出力にではなくて File パラメーターで指定されたファイルに、PostScript ファイルが書き込まれるようにします。 |
-sPitch | 印刷用タイプのサイズを選択します (太字と正規の両フォントがこのサイズにスケールされます)。 ピッチは 1 インチ当たりの文字数であり、10、12、または 15 のいずれかとします。 デフォルトは 12 です。 |
-FBoldfont | 太字タイプに使用されるフォントを設定します。 デフォルトは Courier-Bold です。 |
各国文字サポート
html を参照してください。