pkgparam コマンド
目的
パッケージのパラメーター値を表示します。
構文
pkginfo に含まれているパラメーターの値を表示する
pkgparam [ -v] [ -d Device] [ -P path ] Pkginst [ Param ...]
デバイスに含まれているパラメーターの値を表示する
pkgparam -d Device [ -v] [ Param ...]
ファイルに含まれているパラメーターの値を表示する
説明
pkgparam は、コマンド・ラインで要求された 1 つまたは複数の パラメーターに関連した値を表示します。 これらの値は、pkginfo ファイル (Pkginst の 場合)、-d フラグで指定された Device、 または -f フラグで指定された特定のファイルのいずれかに入っています。 (2 番目の形式のように) Device を指定して、Pkginst を 指定しなかった場合、Device にあるすべてのパッケージ に関するパラメーター情報が表示されます。
パッケージが、-P オプションを指定した pkgadd コマンドを使用して代替ルート・ディレクトリー・パスにインストールされている場合は、-Pオプションで指定された、その同じ代替ルート・ディレクトリー・パスを使用してパッケージ・パラメーターを要求することができます。
1 つのパラメーター値が 1 行ずつ表示されます。
-v フラグが指定されていない場合には、1 つのパラメーターの値だけが表示されます。
このフラグを使用すると、コマンドの出力は次の形式で示されます。
Parameter1='Value1'
Parameter2='Value2'
Parameter3='Value3'
コマンド・ラインでパラメーターを指定しない場合、そのパッケージに関連したすべてのパラメーターの値が表示されます。
フラグ
項目 | 説明 |
---|---|
-v | 詳細モードを指定します。 パラメーターの名前とその値が表示されます。 |
-d Device | Pkginst が保管されている Device を指定します。 Device には、 ディレクトリーへの絶対パス名 (/var/tmp など) を 指定することも、"-" (これは標準入力から読み取られるデータ・ストリーム形式のパッケージを示します) を 指定することもできます。 |
-f | コマンドに、File からパラメーター値を読み取ることを要求します。 このファイルは pkginfo ファイルと同じフォーマットになっている必要があります。 例えば、このようなファイルをパッケージ開発時に作成し、 このステージでソフトウェアをテストするときに使用できます。 |
Pkginst | パラメーター値を表示すべき特定のパッケージを定義します。 あるパッケージのすべてのインスタンスを表すためには、Pkginst.* という形式を 使用できます。 この形式を使用するときには、シェルが "*" 文字を解釈しないようにするために、 単一引用符でコマンド・ラインを囲んでください。 |
Param | 値を表示すべき特定のパラメーターを定義します。 |
-P path | 代替ルート・ディレクトリー・パス内で pkginfo ファイルを検索します。 |
終了状況
指定されたパッケージに関してパラメーター情報が利用できない場合には、
コマンドはゼロ以外の状況で終了します。
項目 | 説明 |
---|---|
0 | スクリプトの正常終了です。 |
1 | 致命的なエラーです。この時点でインストール・プロセスが終了します。 |
ファイル
項目 | 説明 |
---|---|
/var/spool/pkg | デフォルトのスプール・ディレクトリー |
/usr/sbin/pkgparam | pkgparam コマンドが入っています。 |