mkwpardata コマンド

目的

savewpar コマンドおよび restwpar コマンドで使用する、workload partitionに関する情報を含むファイルを作成します。

構文

mkwpardata [ -X] [ -m] WparName

説明

mkwpardata コマンドは、savewpar コマンドおよび restwpar コマンドが使用するworkload partition (WPAR) に関する情報を含むファイルを作成します。 この情報には、論理ボリュームのリスト、ファイルシステムとそのサイズ、ボリューム・グループのリスト、およびWPAR名が含まれています。以下のファイルが作成されます。savewpar コマンドを発行する前にファイル内の情報を編集することができます。

フラグ

項目 説明
-m WPAR 内の論理ボリュームごとに論理対物理区画のマッピングを指定するマップ・ファイルを作成します。 このマッピングを使用して、 イメージの復元時に同じ論理対物理マッピングを割り当てることができます。マップ・ファイルの位置は、 論理ボリュームごとに image.data ファイルの MAPFILE フィールドに保管されます。

例えば、hd7 論理ボリュームの場合、 マップ・ファイルの位置は /tmp/wpardata/WparName /hd7.map です。 hd7 論理ボリュームに関する /image.data ファイルの MAPFILE フィールドは、 エントリー MAPFILE=/tmp/wpardata/WparName /hd7.map の下にあります。

バックアップ・イメージ内のマップ・ファイルは、image.data ファイルの後ろにコピーされます。

-X 必要に応じて /tmp ファイルシステムを拡張します。

パラメーター

項目 説明
WparName バックアップする workload partition の名前を指定します。

ファイル

項目 説明
/tmp/wpardata/ WparName/image.data WPARに関する一般情報および保管情報を入れるために作成されます。WparName 変数は、WPARの名前を反映したものです。 savewpar コマンドは、このファイルを使用して、restwpar コマンドが WPAR の再インストールに使用するバックアップ・イメージを作成します。 このファイルが既に存在している場合、mkwpardata コマンドはこのファイルを上書きします。 image.data ファイルは、/tmp/wpardata/ WparName ディレクトリー内にあります。ここで、WparNameworkload partition名です。