mkserver コマンド

目的

サブサーバー・オブジェクト・クラスにサブサーバー定義を追加します。

構文

mkserver -c CodePoint -s Subsystem -t Type

説明

mkserver コマンドは、サブサーバー定義を Subserver オブジェクト・クラスに追加します。

フラグ

項目 説明
-c CodePoint サブサーバーを識別する CodePoint 整数を指定します。 これは、サブシステムがサブサーバーを認識する値です。 mkserver コマンドは、この CodePoint 値がこのサブシステム用に存在している場合は、異常終了します。 CodePoint ストレージの限度は、short 型整数 (1 から 32、768) と同じです。
-s Subsystem サブサーバーが属するサブシステムを固有に識別する名前を指定します。 mkserver コマンドは、Subsystem の名前がサブシステム・オブジェクト・クラスで認識されていなければ、または Subsystem の名前がサブシステム・オブジェクト・クラスで認識されているサブクラスの名前であっても、通信方法としてシグナルを使用しているならば、異常終了します。
-t Type サブサーバーを固有に識別する名前を指定します。 Type 名が既に Subserver Type オブジェクト・クラスで認識されている場合、mkserver コマンドは異常終了します。

セキュリティー

RBAC ユーザーおよび Trusted AIX ユーザーへの注意: このコマンドは特権命令を実行できます。 特権命令を実行できるのは特権ユーザーのみです。 権限および特権についての詳細情報は、「セキュリティー」の『特権コマンド・データベース』を参照してください。 このコマンドに関連した特権および権限のリストについては、lssecattr コマンドまたは getcmdattr サブコマンドの項を参照してください。

監査イベント: 監査サブシステムが適切に構成されていて使用可能であれば、mkserver コマンドは、実行されるたびに次の監査レコード (イベント) を生成します。

イベント 情報
SRC_Addserver 追加されたサブシステムとオブジェクト・データ管理レコードの全体を監査ログに記録します。

サブサーバー定義を追加するには、次のように入力します。

mkserver  -s srctest  -t tester  -c 1234

これにより、サブシステム名 srctest、サブサーバー・コード・ポイント 1234 というサブサーバー定義が Subserver Type オブジェクト・クラスに追加されます。

ファイル

項目 説明
/etc/objrepos/SRCsubsys SRC サブシステム構成オブジェクト・クラスを指定します。
/etc/objrepos/SRCsubsvr SRC サブサーバー構成オブジェクト・クラスを指定します。