chserver コマンド
目的
サブサーバー・オブジェクト・クラス内のサブサーバー定義を変更します。
構文
chserver -t OldSubserver [ -c CodePoint ] [ -s NewSubsystem ] [ -t NewSubserver ]
説明
chserver コマンドは、サブサーバー・オブジェクト・クラス内の既存のサブサーバー定義を変更します。このコマンドは、サブサーバーのタイプ、所有サブシステム、またはサブサーバー・コード・ポイントを変更します。
フラグ
項目 | 説明 |
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-c CodePoint | サブサーバーを識別する CodePoint 整数を指定します。これは、サブシステムがサブサーバーを認識するときに使用する値です。chserver コマンドは、既存のサブシステム名の CodePoint が存在していても、新しいサブシステム名が入力されないかぎり正しく実行されません。また、NewSubsystem 名とサブサーバー CodePoint がサブサーバー・オブジェクト・クラスにあると、やはり正しく実行されません。CodePoint ストレージの限度は、short 型整数 (1 から 32,768) と同じです。 |
-s NewSubsystem | NewSubsystem を一意的に識別する名前を、それが属するサブサーバーに対して指定します。chserver コマンドは、次のいずれかの場合には正しく実行されません。
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-t NewSubserver | NewSubserver を一意的に識別する名前を指定します。chserver コマンドは NewSubserver のタイプがサブサーバー・オブジェクト・クラスで既に認識されている場合は正しく実行されません。 |
-t OldSubserver | 既存のサブサーバーを一意的に識別する名前を指定します。chserver コマンドは OldSubserver のタイプがサブサーバー・オブジェクト・クラスで認識されていない場合は正しく実行されません。 |
セキュリティー
監査イベント
監査サブシステムが適切に構成されており、かつ使用可能である場合、chserver コマンドを実行するたびに、 次の監査レコード (イベント) が生成されます。
イベント | 情報 |
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SRC_Chserver | サブシステム名と変更されたフィールドを監査ログに記録します。 |
RBAC ユーザーと Trusted AIX® ユーザーへの注意: このコマンドは特権命令を実行できます。特権命令を実行できるのは特権ユーザーのみです。 権限および特権の詳細情報については、「セキュリティー」の『特権コマンド・データベース』を参照してください。このコマンドに関連した特権および権限のリストについては、lssecattr コマンドまたは getcmdattr サブコマンドを参照してください。
例
- サブサーバーのタイプを変更するには、 次のように入力します。 これにより、サブサーバーのタイプが old から new に変更されます。
- 所有サブシステムを変更するには、 次のように入力します。 これにより、所有サブシステムが srctest になります。
- サブサーバーのタイプ、サブシステム、 およびサブサーバー・コード・ポイントを変更するには、 次のように入力します。 これにより、サブサーバーのタイプは old から new に、 所有サブシステムは srctest に、 サブサーバー・コード・ポイントは 1234 に変更されます。
ファイル
項目 | 説明 |
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/etc/objrepos/SRCsubsys | SRC サブシステム構成オブジェクト・クラスを指定します。 |
/etc/objrepos/SRCsubsvr | SRC サブサーバー構成オブジェクト・クラスを指定します。 |