mkquedev コマンド
目的
システムにプリンター・キュー・デバイスを追加します。
構文
説明
mkquedev コマンドは、コマンド・ラインに記述したスタンザを /etc/qconfig ファイルに追加することで、プリンター・キュー・デバイスをシステムに追加します。
このコマンドは、System Management Interface Tool (SMIT) smit mkquedev 高速パスを使用して実行することができます。
推奨: /etc/qconfig ファイルを編集するには、chque、mkque、rmque、chquedev、mkquedev、および rmquedev コマンド、または SMIT を使用してください。さらにこれらのコマンドは、忙しくない時間またはオフピーク時に実行することをお勧めします。
/etc/qconfig ファイルの手動による編集が必要な場合は、最初に enq -G コマンドを実行し、すべてのジョブが処理された後でキューイング・システムと qdaemon を停止することができます。
その後、/etc/qconfig ファイルを編集し、新規構成を使用して qdaemon を再始動することができます。
フラグ
項目 | 説明 |
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-a 'Attribute = Value' | /etc/qconfig ファイル内のデバイス・スタンザに追加する 'Attribute = Value' 属性を指定します。
このフラグは、mkquedev コマンドをコマンド・ラインに入力したときの最後のフラグでなければなりません。有効な属性のリストについては、/etc/qconfig ファイルを参照してください。
注: コマンド・ラインにこのコマンドを入力する場合は、 'backend = ' 属性を指定する必要があります。 |
-d Name | Name 変数に追加するキュー・デバイスの名前を指定します。
注: キュー・デバイスの名前は 20 文字以内です。 |
-q Name | Name 変数にキュー・デバイスを追加するキューの名前 (この名前は既に存在していなければなりません) を指定します。 mkquedev コマンドは指定されたキュー・スタンザに 'device = ' 属性を自動的に追加します。 |
セキュリティー
RBAC ユーザーおよび Trusted AIX ユーザーへの注意: このコマンドは特権命令を実行できます。 特権命令を実行できるのは特権ユーザーのみです。 権限および特権についての詳細情報は、「セキュリティー」の『特権コマンド・データベース』を参照してください。 このコマンドに関連した特権および権限のリストについては、lssecattr コマンドまたは getcmdattr サブコマンドの項を参照してください。
例
postscript 印刷キュー・デバイスを lp0 キューに追加し、バックエンド・プログラムを piobe コマンド (backend = /usr/lib/lpd/piobe) に指定し、バックエンド・プログラムに用紙を調整させないように命令するには (align = FALSE)、次のように入力します。
ファイル
項目 | 説明 |
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/usr/bin/mkquedev | mkquedev コマンドが入っています。 |
/etc/qconfig | 構成ファイルが入っています。 |