mknfs コマンド

目的

NFS を実行するためにシステムを構成します。

構文

/usr/sbin/mknfs [ -I | -N | -B ]

説明

mknfs コマンドは、ネットワーク・ファイルシステム (NFS) デーモンを実行するためにシステムを構成します。 mknfs コマンドは inittab ファイルにエントリーを追加し、その結果 /etc/rc.nfs ファイルはシステムが再始動されたときに実行されます。

フラグ

項目 説明
-B システムの再始動時に /etc/rc.nfs ファイルを実行するために inittab ファイルにエントリーを追加します。 mknfs コマンドは、即座に /etc/rc.nfs ファイルも実行して、NFS デーモンを始動させます。 このフラグはデフォルトです。
-I システムの再始動時に /etc/rc.nfs ファイルを実行するために inittab ファイルにエントリーを追加します。
-N /etc/rc.nfs ファイルを始動させ、NFS デーモンを即座に始動させます。 この方法で始動させると、次にシステムが再始動されるまでデーモンは実行します。

ファイル

項目 説明
inittab システムの初期化プロセスを制御します。
/etc/rc.nfs NFS デーモンと NIS デーモンの始動スクリプトが入っています。

セキュリティー

RBAC ユーザーおよび Trusted AIX ユーザーへの注意: このコマンドは特権命令を実行できます。 特権命令を実行できるのは特権ユーザーのみです。 権限および特権についての詳細情報は、「セキュリティー」の『特権コマンド・データベース』を参照してください。 このコマンドに関連した特権および権限のリストについては、lssecattr コマンドまたは getcmdattr サブコマンドの項を参照してください。