mkhosts コマンド
目的
ホスト・テーブル・ファイルを生成します。
構文
/usr/sbin/mkhosts [ -v ] HostFile
説明
mkhosts コマンドは、HostFile パラメーターによって指定されたファイル名を使用するハッシュ済みホスト・データベースを生成するのに使用されます。ネーム・レゾリューションが named デーモンによって実行される場合には使用されません。ホスト・ファイルは通常 /etc/hosts ファイルであり、どんな場合でも /etc/hosts ファイルと同じフォーマットでなければなりません。
mkhosts コマンドは、hostfile.pag および hostfile.dir という名のデータベース・ファイルを生成します。これらのファイルの更新は、hostfile.new.pag および hostfile.new.dir という名の一時ファイルのセットに構築されます。一時ファイルは、hostfile.new.pag と hostfile.new.dir ファイルにエラーがない場合にのみ、データベース・ファイルにコピーされます。
ホスト・ファイルは、ライブラリー・ルーチン gethostbyaddr と gethostbyname のあるバージョンで、ネーム・レゾリューションに使用されます。
注: このオペレーティング・システム上の gethostbyaddr および gethostbyname ライブラリー・ルーチンのバージョンでは、 hostfile.pag および hostfile.dir ファイルはサポートされません。
ホスト・ファイルを作成した後で、希望するホスト・エントリーを組み込むように編集できます。
フラグ
項目 | 説明 |
---|---|
-v | HostFile パラメーターで指定されたホスト・ファイルに追加される時に各ホストをリストします。 |
例
/etc/hosts.pag と /etc/hosts.dir ファイルを生成するには、次のコマンドを使用します。
mkhosts /etc/hosts
このコマンドは、/etc/hosts.pag と /etc/hosts.dir という名の 2 つのホスト・ファイルを作成します。
ファイル
項目 | 説明 |
---|---|
hostfile.pag | ネーム・レゾリューション用の実データベースが入っている 2 つのファイルのうちの 1 つ。 |
hostfile.dir | ネーム・レゾリューション用の実データベースが入っている 2 つのファイルのうちの 1 つ。 |
hostfile.new.pag | ネーム・レゾリューション用の一時データベースが入っている 2 つのファイルのうちの 1 つ。 |
hostfile.new.dir | ネーム・レゾリューション用の一時データベースが入っている 2 つのファイルのうちの 1 つ。 |