lsmp コマンド
目的
ミラー・プール情報を表示します。
構文
lsmp [ -L] [-A] [-n descriptorphysicalvolume] [ -m mirrorpoolname] vgname
説明
lsmp コマンドは、ボリューム・グループのミラー・プール情報を表示します。
注: ミラー・プール情報をリストするには、ボリューム・グループをオンに変更する必要があります。ボリューム・グループがオフに変更されている場合は、情報をリストするために、-n フラグを使用してソース・ディスク名を指定する必要があります。
フラグ
項目 | 説明 |
---|---|
-A | 非同期ミラーリングがある場合は、それに固有の情報を表示します。 |
-L | ボリューム・グループ上のロックを取得する際に待機しないことを指定します。
注: ボリューム・グループが変更される場合、-L フラグを使用すると、データの信頼性がなくなります。
|
-m mirrorpoolname | mirrorpoolname パラメーターによって指定されるミラー・プールのみのミラー・プール情報を表示します。 このフラグを指定しないと、そのボリューム・グループに属するすべてのミラー・プールの情報が表示されます。 |
-n descriptorphysicalvolume | descriptorphysicalvolume 変数によって指定されるディスクリプター域からの情報にアクセスします。 -n フラグによってアクセスされる情報は論理ボリュームでは検査されていないため、この情報は現行情報でない可能性があります。 -n フラグを使用しない場合は、検査済み情報を保持する物理ボリュームのディスクリプター域がアクセスされるため、現行情報が表示されます。-n フラグを使用する場合、ボリューム・グループはアクティブになっている必要はありません。 |
パラメーター
項目 | 説明 |
---|---|
vgname | ボリューム・グループ名を指定します。 |
例
- ボリューム・グループのすべてのミラー・プール情報を表示するには、次のコマンドを入力します。
次の出力が表示されます。lsmp vg1
VOLUME GROUP: vg1 Mirror Pool Super Strict: no MIRROR POOL: mp1 Mirroring Mode: SYNC MIRROR POOL: mp2 Mirroring Mode: SYNC
- ボリューム・グループのすべてのミラー・プール情報を表示し、出力に非同期ミラーリング情報を含めるには、次のコマンドを入力します。
次の出力が表示されます。lsmp -A glvm_vg
VOLUME GROUP: glvm_vg Mirror Pool Super Strict: yes MIRROR POOL: mp_bvr Mirroring Mode: ASYNC ASYNC MIRROR STATE: inactive ASYNC CACHE LV: mp_pok_lv ASYNC CACHE VALID: yes ASYNC CACHE EMPTY: yes ASYNC CACHE HWM: 60 ASYNC DATA DIVERGED: no MIRROR POOL: mp_pok Mirroring Mode: ASYNC ASYNC MIRROR STATE: active ASYNC CACHE LV: bvr_pok_lv ASYNC CACHE VALID: yes ASYNC CACHE EMPTY: no ASYNC CACHE HWM: 90 ASYNC DATA DIVERGED: no
glvm_vg
ボリューム・グループのミラー・プールmp_pok
の情報を表示し、出力に非同期ミラーリング情報を含めるには、次のコマンドを入力します。
次の出力が表示されます。lsmp -A -m mp_pok glvm_vg
VOLUME GROUP: glvm_vg Mirror Pool Super Strict: yes MIRROR POOL: mp_pok Mirroring Mode: ASYNC ASYNC MIRROR STATE: active ASYNC CACHE LV: bvr_pok_lv ASYNC CACHE VALID: yes ASYNC CACHE EMPTY: no ASYNC CACHE HWM: 90 ASYNC DATA DIVERGED: no