lkdev コマンド

目的

デバイスをロックします。デバイスの特性を変更しようとしても、すべて失敗します。

構文

lkdev [ -l Name -a | -d [ -c Text ] ]

lkdev -h

説明

lkdev コマンドは、指定されたデバイス (-l Name フラグ) をロックします。chdev または chpath コマンドを使用してデバイスの属性を変更しようとしても、すべて拒否されます。さらに、rmdev または rmpath コマンドを使用して、指定されたデバイスまたはそのいずれかのパスをオブジェクト・データ・マネージャー (ODM) から削除しようとしても拒否されます。

フラグ

項目 説明
-h コマンドの使用メッセージを表示します。
-l Name 変更の影響を受けるパスのターゲット・デバイスの論理デバイス名を指定します。このフラグはすべての場合に必須です。
-a 指定されたデバイスをロックします。
-d 指定されたデバイスをアンロックします。
-c Text スペースが組み込まれていない最大 64 個の印刷可能文字から成るテキスト・ストリングを指定します。

セキュリティー

特権制御: root ユーザーのみがこのコマンドを実行できます。

監査イベント:
イベント 情報
DEV_LOCK デバイス・コマンド・ライン

  1. hdisk1 ディスク装置のロックを使用可能にするには、次のコマンドを入力します。
    lkdev -l hdisk1 -a
  2. hdisk1 ディスク装置のロックを使用不可にするには、次のコマンドを入力します。
    lkdev -l hdisk1 -d
  3. hdisk1 ディスク装置のロックを使用可能にし、テキスト・ラベルを作成するには、次のコマンドを入力します。
    lkdev -l hdisk1 -a -c test_string
  4. hdisk1 ディスク装置のテキスト・ラベルを変更するには、次のコマンドを入力します。
    lkdev -l hdisk1 -c new_test_string

Location

項目 説明
/usr/sbin/lkdev lkdev コマンドが入っています。