haemd デーモン
目的
リソース・モニターが更新するリソース変数のインスタンスを監視し、 イベントを生成してそれをクライアント・プログラムに報告します。
構文
haemd
説明
haemd (イベント・マネージャー) デーモンは、リソース・モニターが更新するリソース変数のインスタンスを監視し、 イベントを生成してそれをクライアント・プログラムに報告します。
haemd デーモンの 1 つのインスタンスがクラスターの各ノードで実行されます。 haemd デーモンは、システム・リソース・コントローラー (SRC) の制御下にあります。
このデーモンは SRC の制御下にあるため、コマンド・ラインから直接始動することはできません。 これは通常、emsvcsctrl コマンドによって始動されます。 このデーモンを直接、始動または停止しなければならないときは、emsvcsctrl コマンドを使用します。
SRC が haemd デーモンを作成するとき、実際に始動されるプログラムは haemd_HACMP です。 haemd_HACMP プログラムは、そのデーモンに必要な情報を収集した後、haemd プログラムを実行します。 言い換えれば、haemd_HACMP プログラムは、SRC によって作成されたプロセスの中で、haemd プログラムと置き換えられるということです。
イベント・マネージャー・デーモンの詳細については、emsvcsctrl コマンドを参照してください。
実装上の固有な条件
このデーモンは、AIX® 用の Reliable Scalable Cluster Technology (RSCT) ファイルセットの一部です。
場所
- /opt/rsct/bin/haemd
- haemd デーモンの場所