sm_menu_opt (SMIT メニュー) オブジェクト・クラス

メニュー上の各項目は、sm_menu_opt オブジェクトによって指定されます。

表示されるメニューには、同じ値の id を持つオブジェクトの集合と、表題に使用される sm_menu_opt オブジェクト (next_id の値が他のオブジェクトの id 値と等しい) が表示されています。

注: このオブジェクト・クラスのオブジェクトをコーディングする場合は、未使用の空文字列を "" (二重引用符) に、未使用の整数フィールドを 0 に設定してください。

sm_menu_opt オブジェクトのディスクリプターは、次のとおりです。

ディスクリプター 定義
id オブジェクトの ID または名前。id の値は最大長 64 文字の文字列です。ID は、ユーザーのアプリケーションに対しても固有で、かつ使用される 特定の SMIT データベース内でも固有である必要があります。 関連情報については、このオブジェクトについて の next_id および alias の 各定義を参照してください。
id_seq_num メニュー上の他の項目に関係する、この項目の位置です。 表題のない sm_menu_opt オブジェクトは、 この文字列フィールドにソートされます。 id_seq_num の値は、最大長 16 文字の文字列です。
next_id このオブジェクトの next_type ディスクリプターの値が "m" (メニュー) である場合は、次のメニューの高速パス名です。 メニューの next_id は、ユーザーのアプリケーションに対しても固有で、 使用される特定の SMIT データベース内でも固有である必要があります。 next_id の値と一致する id 値を持つ 非別名のすべての sm_menu_opt オブジェクトが、 そのメニューの選択のセットを形成します。 next_id の値は、最大長 64 文字の文字列です。
text メニュー項目として表示されるタスクの説明です。 text の値は、最大長 1024 文字の文字列です。 この文字列は、組み込み ¥n (改行) 文字を用いて フォーマット設定することができます。
text_msg_file 文字列 text のメッセージ機能カタログであるファイル名 (絶対パス名ではない) です。 text_msg_file の値は、最大長 1024 文字の文字列です。 アプリケーション・プログラムが必要とするメッセージ・カタログは、 メッセージ機能を用いて開発することができます。 メッセージ機能を使用しない場合は、"" を設定してください。
text_msg_set 文字列 text に対するメッセージ機能セット ID です。 セット ID は、1 つのカタログのサブセットを指し示す場合に使用することができます。 text_msg_set の値は、整数です。 メッセージ機能を使用しない場合は、0 に設定してください。
text_msg_id 文字列 text に対するメッセージ機能 ID です。 text_msg_id の値は、整数です。 メッセージ機能を使用しない場合は、0 に設定してください。
next_type この項目が選択された場合の、次のオブジェクト型です。 有効な値は、次のとおりです。
"m"
メニュー。次のオブジェクトは、メニュー (sm_menu_opt) です。
"d"
ダイアログ。次のオブジェクトは、ダイアログ (sm_cmd_hdr) です。
"n"
名前。 次のオブジェクトは、セレクター (sm_name_hdr) です。
"i"
Info。このオブジェクトは、ブランクまたはその他の分離線をメニューに書き込む場合、 あるいは、実行可能タスクに導くトピックではなく、このオブジェクト の help_msg_loc ディスクリプターを介して提供されるヘルプの対象である トピックを表示する場合に使用されます。
alias このメニュー・オブジェクトについての id ディスクリプターの値が、このオブジェクトの next_id フィールドで指定された他の既存の高速パスの別名であるか否かを定義します。 alias ディスクリプターの値は、メニュー・オブジェクトについて の "n" でなければなりません。
help_msg_id セパレーターとしてコンマを用いたメッセージ機能のメッセージ・セット番号とメッセージ ID 番号、 または SMIT ID タグと等しい数値文字列を指定します。
help_msg_loc ヘルプ・テキストの検索のために、パラメーターとして man コマンドに送信されるファイル名、またはヘルプ・テキストが入っているファイルのファイル名です。 help_msg_loc の値は、最大長 1024 文字の文字列です。
help_msg_base SMIT が正しい資料に関連付けられているファイル名を探すために読む ライブラリーの絶対パス名です。
help_msg_book help_msg_base によって示されたファイル・ライブラリー内に入っている名前ファイルの値を持つ文字列が入っています。

別名に使用される sm_menu_opt オブジェクト・クラス

SMIT 別名は、sm_menu_opt オブジェクトによって指定されます。

別名を指定するための sm_menu_opt オブジェクト・クラスのディスクリプターとその設定は、次のとおりです。

ディスクリプター 定義
id 新規または別名の高速パスの ID または名前です。 id の値は最大長 64 文字の文字列です。ID は、ユーザーのアプリケーションに対しても固有で、使用される SMIT データベース内 でも固有である必要があります。
id_seq_num "" (空文字列) に設定します。
next_id 別名によって示されるメニュー・オブジェクトの id_seq_num を指定します。 next_id の値は、最大長 64 文字の文字列です。
text "" (空文字列) に設定します。
text_msg_file "" (空文字列) に設定します。
text_msg_set 0 に設定します。
text_msg_id 0 に設定します。
next_type 高速パスの画面タイプです。 next_type の値は、文字列です。 有効な値は、次のとおりです。
"m"
メニュー。next_id フィールドは、 メニュー画面の高速パスを指定します。
"d"
ダイアログ。next_id フィールドは、 ダイアログ画面の高速パスを指定します。
"n"
名前。next_id フィールドは、 セレクター画面の高速パスを指定します。
alias このオブジェクトを、別名高速パスとして定義します。 別名についての alias ディスクリプターは、"y" (yes) に 設定する必要があります。
help_msg_id "" (空文字列) に設定します。
help_msg_loc "" (空文字列) に設定します。
help_msg_base "" (空文字列) に設定します。
help_msg_book "" (空文字列) に設定します。