statfs.h ファイル
目的
statfs、 fstatfs、または ustat サブルーチンによって戻される統計情報の構造について説明します。
説明
statfs および fstatfs サブルーチンは、マウントされた (仮想) ファイル・システムに関する情報を statfs 構造体の形式で戻します。 /usr/include/sys/statfs.h ファイルは、以下のフィールドを含む statfs 構造体を記述します。
項目 | 説明 |
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f_version | statfs 構造のバージョン番号。 この値は現在 0 です。 |
f_length | 戻された情報を含むバッファーの長さ。 この値は現在 0 です。 |
f_type | 戻される情報のタイプ。 この値は現在 0 です。 |
f_bsize | ファイル・システムの最適なブロック・サイズ。 |
f_blocks | システム内のブロックの総数。 |
f_bfree | ファイル・システム内のフリー・ブロックの数。 フリー・ブロックのサイズは、以下に示されています。f_bsize設定します。 |
f_bavail | 非 root ユーザーが使用可能なフリー・ブロックの数。 |
f_files | ファイル・システム内のファイル・ノードの総数。 |
f_ffree | ファイル・システム内の空きファイル・ノードの数。 |
f_fsid | ファイル・システム ID。 |
f_vfstype | この仮想ファイル・システムのタイプ。 使用できる値は、次のとおりです。
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f_fsize | ファイルシステムの基本ブロック・サイズ。 |
f_fname | ファイル・システム名。 このフィールドによって戻される値は、ファイル・システムのタイプによって異なります。
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f_fpack | ファイル・システム・パック名。 このフィールドによって返される値は、ファイル・システム・タイプによって異なります。 |
f_name_max | このファイル・システムのコンポーネント名の最大長。 |
注: 特定のファイル・システムに対して定義されていないフィールドは、値 -1 に設定されます。
ustat システムは、マウントされたファイル・システムに関する情報を ustat 構造体の形式で戻します。 /usr/include/ustat.h ファイルに定義されている ustat 構造体には、以下のフィールドが含まれています。
項目 | 説明 |
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f_tfree | ファイル・システム内のフリー・ブロックの合計数。 フリー・ブロックのサイズは、 UBSIZE 定数によって与えられます。 UBSIZEの説明については、 param.h ファイルを参照してください。 |
f_inode | ファイル・システム内の空き i ノードの数。 |
f_fname | ファイル・システム名。 |
f_fpack | ファイル・システム・パック名。 |
ファイル
項目 | 説明 |
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statfs.h | statfs.h ファイルへのパス。 |
ustat.h | ustat.h ファイルへのパス。 |