errdead コマンド

目的

システム・ダンプまたはライブ・ダンプからエラー・レコードを抽出します。

構文

/usr/lib/errdead [ -i FileName ] DumpFile [UnixFile]

説明

errdead コマンドは、/dev/error ファイルによって保守されている内部バッファーを含むシステム・ダンプまたはライブ・ダンプから、エラー・レコードを抽出します。 errdead コマンドは、エラー・レコードからダンプ・ファイルを抽出し、エラー・ログにエラー・レコードを直接追加します。

errdead コマンドは、エラー・ログ・デーモンが起動されていないときでも実行できます。

フラグ

項目 説明
-i FileName 抽出したエラー・レコードを、FileName 変数で指定したエラー・ログ・ファイルに追加します。 このファイルが存在しない場合、errdead コマンドはこのファイルを新しく作成します。 このフラグを指定しない場合は、 エラー・ログ構成データベース の値が使用されます。

パラメーター

項目 説明
DumpFile 操作を行うダンプ・イメージを指定します。
UnixFile システム・ダンプまたはライブ・ダンプの取得時に使用される UNIX ファイルを指定します。 これはダンプ先の同じシステムで errdead コマンドを使用する場合は必要ありません。

セキュリティー

アクセス制御: root ユーザーのみがこのコマンドを実行できます。

以下の場所にあるダンプ・イメージからエラー・ログ情報を収集します。/var/adm/ras/vmcore.0ファイル、入力:

/usr/lib/errdead /var/adm/ras/vmcore.0

エラーが発生したときに errdemon デーモンが実行されていない場合、エラー・ログ情報はダンプ・イメージにあります。

ファイル

項目 説明
/etc/objrepos/SWservAt エラー・ログ構成データベースであるソフトウェア保守援助プログラム属性オブジェクト・クラスが入っています。