ディレクトリー編成

ディレクトリーには、ファイルかサブディレクトリー、またはその両方が入っています。 サブディレクトリー とは、ディレクトリー内にあるディレクトリーのことです。サブディレクトリーが入っているディレクトリーは、親ディレクトリー と呼ばれます。

各ディレクトリーに、それ自体が作成された親ディレクトリーを表すエントリー .. (2 つのドット) と、そのディレクトリー自体を表すエントリー . (ドット) があります。 多くのディレクトリー・リストでは、このようなファイルは隠されています。

ディレクトリー・ツリー
ディレクトリーのファイルシステム構造は、複雑になりがちです。ファイルとディレクトリーの構造を、できる限り単純な構造に保つようにしてください。ファイルとディレクトリーを作成するときには、簡単に識別できるような名前を付けてください。 これにより、ファイルでの作業が容易になります。
親ディレクトリー
/ (ルート) を除く各ディレクトリーは、1 つの親ディレクトリーをもっており、子ディレクトリーをもつことができます。
ホーム・ディレクトリー
システムはユーザーがログインすると、ホーム・ディレクトリー またはログイン・ディレクトリーと呼ばれるディレクトリーに導きます。 このようなディレクトリーは、各ユーザー用に、システム管理者によって設定されます。 ホーム・ディレクトリーは、そのユーザーのパーソナル・ファイルのリポジトリーです。 通常、ユーザーが自分のために作成するディレクトリーは、ホーム・ディレクトリーのサブディレクトリーとなります。 任意の時点でホーム・ディレクトリーに戻るには、プロンプトのとき cd コマンドを入力して、Enter キーを押します。
作業ディレクトリー
作業は、常にディレクトリー内で行われます。 現在作業を行っているディレクトリーは、現在の ディレクトリーまたは作業 ディレクトリーと呼ばれます。 pwd (Present Working Directory) コマンドは、作業ディレクトリーの名前を報告します。 作業ディレクトリーを変更するには、cd コマンドを使用します。