dslpdisable コマンド

目的

System V 印刷サブシステムの印刷キュー要求を使用不可にします。

構文

dslpdisable [ -r Reason ] PrintQueueName

説明

dslpenable および dslpdisable コマンドは、待ち状態にされている印刷処理要求からの印刷キューを使用可能または使用不可にするのに使用します。enabledisable コマンドとは異なり、 ディレクトリーを使用可能なコマンドは、ディレクトリー・サービスが使用可能であれば、リモート印刷システムを制御できます。これは、 これらのコマンドがディレクトリー・サーバー上の印刷キュー・オブジェクトに直接書き込むためです。

フラグ

項目 説明
-r Reason この印刷キューを使用不可にする理由を割り当てます。ホワイト・スペースを含む文字列は、 二重引用符で囲む必要があります。

Reason は、lpstat コマンドによって表示される文字列です。何も指定されていない場合、 デフォルトの理由は設定されていません。

パラメーター

項目 説明
PrintQueueName

PrintQueueName パラメーターは、印刷キューの RDN です。これには、印刷キューのリストを指定できます。ディレクトリー・コンテキスト内に印刷キュー名が存在しない場合は、 コマンドは失敗します。

終了状況

0
成功を示します。
1
無効なオプションを示します。
2
指定された印刷キューは認識できないことを示します。
3
このユーザーは変更の権限を持っていないことを示します。
4
無効な RDN が提供されたことを示します。
5
この値は既に設定されていることを示します。
6
このコマンドはディレクトリー・サービスに連絡できないことを示します。
7
その他のエラーを示します。

理由 "routine maintenance" を指定して、印刷キュー printer1 を使用不可にするには、 次のように入力します。

dslpdisable -r "routine maintenance" printer1