diction コマンド

目的

不明瞭または冗長な文を強調表示します。

構文

diction [ -ml ] [ -mm ] [ -f PatternFile ] [ -n ] File ...

説明

diction コマンドは、英語のドキュメントで不明瞭または冗長表現のデータベースの語、句を含むすべての文を検索します。 それぞれの句は [ ] (大括弧) で囲まれます。diction コマンドは、 テキストを調べる前に deroff コマンドを実行するので、 該当するフォーマット設定情報を含むヘッダー・ファイルを入力の一部として取り込みます。 explain コマンドは、 diction コマンドで検索される語句について対話式シソーラスを提供します。

標準フォーマット設定以外のマクロを使用すると、文の切れ目が不正確になることがあります。 特に、diction コマンドは -me フラグを理解しません。

フラグ

項目 説明
-f PatternFile 不明な語法の例が入っているファイルを指定します。デフォルト・ファイルの他に、このファイルが使用されます。
-ml deroff コマンドに、 mm マクロ・リストをスキップさせるようにします。 ドキュメントに文のフラグメントのリストが数多く含まれている場合に使用できます。
-mm デフォルトの ms マクロ・パッケージをオーバーライドします。
-n -f フラグと一緒に使用している場合、デフォルトのファイルの使用を抑止します。PatternFile パラメーターで指定されるファイルのみが使用されます。

ファイル

項目 説明
/usr/lib/dict.d デフォルトのパターンが入っています。