atrm コマンド

目的

at コマンドによりスプールされたジョブを除去します。

構文

atrm [ -f ] [ -i] [ -a | - ] [ Job ... | User ... ]

説明

atrm コマンドは、 at コマンドにより作成され、まだ実行されていないジョブを除去します。 1 つ以上のジョブ番号を指定すると、atrm コマンドは指定されたジョブだけを除去しようとします。

1 つ以上のユーザー名を指定すると、それらのユーザーに属するすべてのジョブが除去されます。 このフォーマットで atrm コマンドを呼び出せるのは、root ユーザー権限を持っている場合だけです。

フラグ

項目 説明
- atrm コマンドを呼び出しているユーザーに属するすべてのジョブを除去します。
-a atrm コマンドを呼び出しているユーザーに属するすべてのジョブを除去します。 このフラグは、System V の互換性のために提供されます。
-f 除去するジョブに関するすべての情報を抑制します。
-i ジョブを除去する前にプロンプトを表示します。 ジョブを除去するには y を入力します。

セキュリティー

RBAC ユーザーと Trusted AIX® ユーザーへの注意: このコマンドは特権命令を実行できます。特権命令を実行できるのは特権ユーザーのみです。 権限および特権の詳細情報については、「セキュリティー」の『特権コマンド・データベース』を参照してください。このコマンドに関連した特権および権限のリストについては、lssecattr コマンドまたは getcmdattr サブコマンドの項を参照してください。

at コマンド・キューからジョブ番号 root.62169200.a を除去するには、次のように入力します。

atrm root.621619200.a

ファイル

項目 説明
/usr/bin/atrm atrm プログラム・ファイルが入っています。
/var/spool/cron/atjobs スプール域を指定します。