atq コマンド

目的

実行待機中のジョブのキューを表示します。

構文

atq [ c | -n ] [ User ... ]

説明

atq コマンドは、後日実行の予定で待機している現行ユーザーのジョブのキューを、実行予定順序でソートして表示します。これらのジョブは at コマンドにより作成されたものです。ユーザーが root であり、User 名が指定されている場合は、atq コマンドは、そのユーザーに属するジョブだけを表示します。

フラグ

項目 説明
-c at コマンドが実行された時刻の順にキューをソートします。
-n 現在キューに入っているジョブの数だけを表示します。

セキュリティー

RBAC ユーザーと Trusted AIX® ユーザーへの注意: このコマンドは特権命令を実行できます。特権命令を実行できるのは特権ユーザーのみです。 権限および特権の詳細情報については、「セキュリティー」の『特権コマンド・データベース』を参照してください。このコマンドに関連した特権および権限のリストについては、lssecattr コマンドまたは getcmdattr サブコマンドの項を参照してください。

at コマンドにより作成されたキューを表示するには、次のように入力します。

atq

このキュー内にジョブが入っていれば、次のようなメッセージが表示されます。

root.635623200.a         Wed     Feb 21  12:00:00 1990
root.635670000.a         Thu     Feb 22  01:00:00 1990

ファイル

項目 説明
/usr/bin/atq atq プログラムが入っています。
/var/spool/cron/atjobs スプール域を指定します。