wall コマンド
目的
ログインしているすべてのユーザーにメッセージを書き込みます。
構文
説明
wall コマンドは、ログインしているユーザー全員にメッセージを書き込みます。Message パラメーターを指定しない場合には、wall コマンドは、ファイル終わり文字に達するまで、標準入力からメッセージを読み取ります。その後、そのメッセージはログイン中のすべてのユーザーに送信されます。 メッセージの先頭には下記の見出しが付けられます。
Broadcast message from
user@node
(tty) at hh:mm:ss ...
hh:mm:ss は、メッセージが送信された時刻の時、分、および秒を表します。
他のユーザーがセットアップしている保護機能をオーバーライドにするには、root ユーザー権限で操作する必要があります。wall コマンドは、一般的に root ユーザーが全ユーザーに、システムのシャットダウンの近いことを通知するために使用されます。
注:
- wall コマンドはローカル・ノードにだけメッセージを送信します。
- メッセージにはマルチバイト文字を入れることができます。
フラグ
項目 | 説明 |
---|---|
-a | デフォルトの操作を実行します。このフラグは System V との互換性のために提供されます。これは、メッセージをコンソールおよび疑似端末へブロードキャストします。 |
-g Group | 指定したグループにのみブロードキャストします。 |
ファイル
項目 | 説明 |
---|---|
/dev/tty | デバイスを指定します。 |