OpenDocument @コマンド (式言語)

文書を開きます。

構文

@Command( [OpenDocument] ; writeOrReadOnly ; UNID ; width : height)

パラメータ

writeOrReadOnly

文字列 ("1" か "0")。オプション。"1" の場合は文書が編集モードで開きます。"0" (デフォルト) の場合は文書が読み込み専用モードで開きます。

UNID

文字列。オプション。開く文書の UNID (一意の文書 ID) です。このパラメータを省略すると、現在選択している文書が開きます。文書の一意の ID は、[文書のプロパティ] インフォボックスの [文書 ID] タブで確認できます。UNID は、1 行目の "OF" の後から始まり、2 行目の "ON" の後まで続きます。コロン (:) は省略します。

width : height

数値リスト。オプション。文書を開くウィンドウの幅と高さ (インチ単位) です。このパラメータを省略するか、いずれかの値にゼロを使用すると、ウィンドウはデフォルトサイズ (通常は最後に使用したユーザーが設定したサイズ) で作成されます。

注: width パラメータと height パラメータは R5 以降に影響はありません。

使用法

データベースが文書ビューレベルで開いていて、そのビューに開きたい文書が含まれていなければなりません。

width/height パラメータは、ウィンドウが最大化されているときの MDI モードには適用されません。復元時、ウィンドウはユーザーが指定したサイズに戻ります。単位 (インチ) はエディタのルーラーの単位と合っているため、ウィンドウのサイズを変更する際にルーラーを活用できます。幅と高さを指定するとき、IBM Notes/Domino ウィンドウ内 (MDI モードのとき) またはオペレーティングデスクトップ (Mac と SDI モードのとき) で対象となるウィンドウを中央に置きます。

このコマンドは、Web アプリケーションで使用できますが、@Command([FileOpenDatabase]) または @Command ([OpenView]) とともに使用しなければなりません。URL コマンドを使用して文書を UNID で開けます。『アプリケーション開発者ガイド』で「キーによって文書を開く URL コマンド」セクションを参照してください。®

  1. 次の式は、選択した文書を読み込みモードで開きます。
    @Command([OpenDocument])
  2. 次の式も、選択した文書を読み込みモードで開きます。
    @Command([OpenDocument];"0")
  3. 次の式は、選択した文書を編集モードで開き、カーソルを [Subject] フィールドへ移動します。
    @Command([OpenDocument];"1");
    @Command([EditGotoField];"Subject")
  4. 次の式は、UNID で文書を開きます。
    @Command([OpenDocument];"";"F56ACC1F6F27155D8525686500603D43")
  5. 次の式は、Web アプリケーションの [By Title] ビューで文書「Savage Mountain」を開きます。
    @Command([OpenView];"By Title";"Savage Mountain");
    @Command([OpenDocument])
  6. 次の式は、ブラウザからアクセスしたときに、文書「Savage Mountain」を編集モードで開きます。
    @Command([OpenView];"By Title";"Savage Mountain");
    @Command([OpenDocument]; "1")

クロスリファレンス

LotusScript® NotesUIWorkspace クラスの EditDocument メソッド

LotusScript NotesDatabase クラスの GetDocumentByUNID メソッド

Java Database クラスの getDocumentByUNID メソッド