FileOpenDatabase @Command (式言語)

指定されたデータベースの指定されたビューを開き、ソート列の値がキーに一致する最初の文書をハイライト表示します。データベースは、サーバー名とファイル名を使用して指定します。

構文

@Command( [FileOpenDatabase]; server : database ; viewName ; key ; newinstance ; temporary )

または

@Command( [FileOpenDatabase]; server : database ; navigator ; solo ; newinstance ; temporary )

パラメータ

server

文字列。データベースが置かれたサーバーの名前です。

database

文字列。オプション。文字列。必須です。開きたいデータベースのパスとファイル名 (オペレーティングシステムでの適切な形式) です。データベース名を省略し、そのデータベースが既に開いている場合は、そのデータベースのビューが現在のウィンドウに表示されます。データベースが開いていない場合でも、ワークスペースで選択されている場合は、選択されているデータベースが開かれます。データベースが開いていない場合で、選択もされていない場合は、[データベースを開く] ダイアログボックスが表示され、データベースを選択できます。

viewName

文字列。オプション。データベース内の開きたいビューの名前です。ビュー名を省略すると、データベースのデフォルトビューか、以前にデータベースを開いたときに最後に使用したビューが開かれます。

key

文字列。オプション。IBM Notes が viewName を開くときにスクロールして選択する文書を指定します。keyviewName のソートされた最初の列に示される値です。キーを省略すると、文書は選択されません。

newinstance

数値。オプション。データベースがビュー内で既に開いている場合でも、新しいウィンドウにそのビューを開く場合は "1" を指定します。このパラメータを省略すると、データベースが新しいビュー内で開かれる場合にのみ新しいウィンドウが開かれます。

temporary

数値。オプション。ユーザーのワークスペースにデータベースを追加しないで、ブラウズするためにのみ一時的にデータベースを開く場合は "1" を指定します。このパラメータを省略すると、データベースがワークスペースに追加されます。

navigator

文字列。オプション。データベースで定義されているナビゲータの名前です。データベースを開くときに、このナビゲータが表示されます。

solo

数値。オプション。値 "1" を指定すると、navigator で指定したナビゲータが別のウィンドウに開きます。

使用法

viewNamekey などのパラメータを省略し、そのあとのパラメータを指定する場合は、次のように省略した各パラメータの代わりに "" を指定します。

@Command([FileOpenDatabase]; "Sales":"PROBLEMS.NSF"; ""; ""; ""; "1" )

このコマンドは、Web アプリケーションの中で使用できますが、その場合、server 引数を Null の文字列 ("") として指定しなければなりません。view 引数を使用するときは、コマンドの後に @Command [OpenDocument] を使用する必要があります。

  1. 次のコマンドは、Development サーバーに保存されている PROBLEMS.NSF データベースを開きます。データベースが既に開いている場合は、そのウィンドウが手前に表示されます。データベースが開いていない場合は、新しいウィンドウにデータベースが開かれます。ビューは指定されていないため、デフォルトのビューか、以前にデータベースを開いたときに前回に使用したビューが開かれます。このデータベースをまだワークスペースに追加していない場合は、自動的に追加されます。
    @Command([FileOpenDatabase];"Development":"PROBLEMS.NSF") 
  2. 次のコマンドも、Development サーバー上にある PROBLEMS.NSF データベースを開きます。さらに、新しいウィンドウが開いて [Open Problem Reports] ビューが表示され、キーフィールドに「Printer problems」を含む最初の文書がハイライト表示されます。一時パラメータが使用されているため、データベースアイコンはワークスペースに追加されません。
    @Command([FileOpenDatabase]; "Development":"PROBLEMS.NSF"; "Open Problem Reports"; "Printer problems"; "1"; "1" )
  3. 次のコードを [Open My Feedback] ホットスポットボタンに追加すると、Customers/ME/ACME サーバーの feedback サブディレクトリにある UserNotes.nsf データベースの All¥By Employee ビューを返します。カテゴリが社員名である場合、カテゴリ別にグループ化された文書を含むビューには、ビューの最初の行でハイライト表示された現在のユーザーの名前の付いたカテゴリが表示されます。
    @Command([FileOpenDatabase]; "Customer/ME/ACME" : "feedback¥¥UserNotes.nsf" ; "All¥¥By Employee" ; @Name([CN];@UserName(0)) ; "1" ; "1")
  4. 次の式を、USUser フォームに基づいて設計された文書の [Int'l] ホットスポットボタンに追加すると、[Int'l] ビューが開きます。[Int'l] ビューのフォーム式が「IntlUser」の場合、そのビューから同じ文書を選択すると、IntlUser フォームで表示されます。現在の USUser ベースの文書を最初に閉じないと、[Int'l] ビューから選択したときに、再び USUser フォームで表示されます。
    @Command([CloseWindow]);
    @Command([FileOpenDatabase];"AcmeServer/Central";"Users.nsf";"Int'l")

クロスリファレンス

LotusScript® NotesSession クラスの GetDatabase メソッド

LotusScript NotesView クラスの GetDocumentByKey メソッド

LotusScript NotesUIWorkspace クラスの OpenDatabase メソッド

Java Session クラスの getDatabase メソッド

Java View クラスの getDocumentByKey メソッド