EditClear @Command (式言語)

メニューコマンドの [編集] - [削除] を実行します。

構文

@Command( [EditClear] )

使用法

このコマンドはすべての @関数が実行された後に実行されます。すぐに実行するには、@Command([Clear]) を使用します。詳しくは、「式ステートメントの評価の順序」のトピックを参照してください。

  • Notes アプリケーションのビュー、フォルダ、読み込みモードの文書では、選択した文書に削除マークが付きます。
  • 編集モードの文書では、ハイライト表示されたデータ (文字列、表、図形、リンク、添付ファイル、オブジェクト) が消去されます。
  • Web アプリケーションでは、文書全体を削除するフォームにのみ、このコマンドを使用してください。編集モードのフォームでは、ハイライト表示されたデータだけを削除することはできません。実行すると、文書全体が削除されます。ビューでは、選択した文書に削除マークを付けることはできません。文書を個別に選択して削除する場合は、MoveToTrash @コマンドを使用します。サーバーから返される「削除されました」という確認ページをカスタマイズするには、「$$ReturnDocumentDeleted」という名前のフォームを作成します。詳しくは、『アプリケーション開発者ガイド』の「Web の「フォームの処理は終了しました」確認メッセージをカスタマイズする」を参照してください。
  • この関数を @Command([EditGotoField]) の前で使用すると、エラーになります。
  • Notes アプリケーションでは、設計モードのフォーム、サブフォーム、ビュー、フォルダでこのコマンドを呼び出すと、ハイライト表示されたデータ、フィールド、列が消去されます。
  • ワークスペースでは、選択したアイコンが消去されます。ディスク上のデータベース自体は削除されません。
  • このコマンドは、使用しているのが @Command か @PostedCommand であるのかにかかわらず、式全体が評価された後に実行されます。
  • このコマンドを起動するツールバーボタンを使用すると便利です。

フォーカスの変更を発生させる要素 (ホットスポットボタンなど) 内でこのコマンドを使用する場合、EditGoToField コマンドまたは EditTop コマンドを最初に使用してフォーカスを文書に戻しておく必要があります。その際、文書を編集モードで開いておく必要があります。

  1. Notes アプリケーションでフォームの DeleteField アクションに使用した次の例では、編集モードで [DeleteField] アクションボタンをクリックすると、フォーカスのあるフィールドの内容が削除されます。
    @Command([EditGotoField]; @ThisName);
    @Command([EditSelectAll]);
    @Command([EditClear])
  2. フォームの [Delete] アクションに使用した次の例では、Web の読み込みモードで開いた文書が削除されます。その後、$$ReturnDocumentDeleted という名前のフォームを作成した場合はカスタマイズされたフォームが表示されるか、デフォルトの「削除されました」という確認ページが表示されます。
    @Command([EditClear])
  3. Notes アプリケーションのビューアクションで使用した次の例では、ビューで選択した文書が削除されます。
    @Command([EditClear)]

クロスリファレンス

LotusScript® NotesUIDocument クラスの Clear メソッド

LotusScript NotesUIDocument クラスの DeleteDocument メソッド

LotusScript NotesDocument Collection クラスの DeleteDocument メソッド

Java DocumentCollection クラスの deleteDocument メソッド