時系列データ

列ベースのデータ

各時系列フィールドに、単一の時系列のデータを含めます。この構造は、時系列モデラーのプロシージャ、季節性の分解のプロシージャ、およびスペクトル プロット のプロシージャで使用される、従来型の時系列データの構造です。例えば、データ・エディターで時系列を定義するには、「変数ビュー」タブをクリックし、空白行に変数名を入力します。時系列の各観測値はケース (データ・エディターの行) に対応します。

時系列データを含むスプレッドシートを開いた場合は、各系列がスプレッドシートの列に配置される必要があります。時系列が行に配置されたスプレッドシートが既にある場合は、そのスプレッドシートを開き、「データ」メニューの「行と列を入れ替え」を使用して行と列を入れ替えることができます。

多次元データ
多次元データでは、各時系列フィールドに、複数の時系列のデータが含まれます。その場合、特定のフィールド内の別個の時系列は、次元 フィールドと呼ばれるカテゴリ フィールドの値セットによって識別されます。

例えば、異なる地域 (region) およびブランド (brand) の売上 (sales) データを単一の sales フィールドに保管できます。このケースの次元は、regionbrand になります。regionbrand の各組み合わせにより、sales の特定の時系列が識別されます。例えば、以下のテーブルでは、region が「north」で brand が「brandX」のレコードにより、単一の時系列が定義されます。

注: IBM® Cognos® TM1® など、OLAP キューブからインポートされたデータは、多次元データとして表されます。