報告書の行の集計

「報告書: 行の集計」手続きは、各種の要約統計量が行に割り当てられる報告書を作成します。要約統計量の有無にかかわらず、ケースのリストを表示することもできます。

: ある小売店のチェーンを展開している会社が、給与、勤務年数、各従業員が勤務している店舗と部門などの従業員情報を記録しているとします。この場合、店舗と部門別 (ブレーク変数) に分類した個別の従業員情報 (リスト) を作成して、各店舗、各部門、各店舗内の部門に関する要約統計量 (平均給与など) を表示することができます。

データ列: 必要なケースのリストまたは要約統計量に対するレポート変数をリストし、データ列の表示書式を制御します。

ブレーク列: 報告書を複数のグループに分割する任意のブレーク変数をリストし、要約統計量とブレーク列の表示書式を制御します。ブレーク変数が複数ある場合は、リスト内の先行するブレーク変数のカテゴリー内にある各ブレーク変数の各カテゴリーに対して、個別のグループが作成されます。ブレーク変数は、ケースを一定数の有意なカテゴリーに分割する個別のカテゴリー変数でなければなりません。各ブレーク変数の個々の値は、データ列の左側の個別の列に、ソートされて表示されます。

報告書: 全体の要約統計量、欠損値の表示、ページ番号付け、表題など、報告書全体の特性を制御します。

ケースの表示: それぞれのケースについて、データ列変数の実際の値 (または値ラベル) を表示します。これにより、集計報告書よりも大幅に長いリスト報告書が作成される場合があります。

プレビュー。報告書の最初のページだけを表示します。このオプションは、報告書全体を処理することなく報告書の書式をプレビューする場合に役立ちます。

データは並べ替え済み: ブレーク変数を使用する報告書の場合、報告書を作成する前に、データ・ファイルをブレーク変数値でソートする必要があります。データ・ファイルがブレーク変数で既にソートされている場合、このオプションを選択すると処理時間を短縮することができます。このオプションは、プレビュー報告書の実行後に使用すると、特に便利です。