ISFLOG コマンドで使用するための特殊変数
ISFLOG コマンドで使用できるさまざまな特殊変数があります。 特殊 REXX 変数について詳しくは、特殊変数の使用による SDSF 機能の呼び出しおよび 特殊変数のリファレンスを参照してください。
特殊変数のいくつかは、データのスクロールに対応する機能を提供します。例えば、以下のように、ISFLINELIM を使用して、各ブラウズ要求で取得したい行数を指定し、、次に、ロジックと他の特殊変数を使用してデータを検索することができます。
isflinelim = 500
do until isfnextlinetoken=''
Address SDSF "ISFLOG READ TYPE(SYSLOG)"
/****************************/
/* Loop through the lines /
/****************************/
do ix=1 to isfline.0
say isfline.ix
end
isfstartlinetoken = isfnextlinetoken
end
ISFLOG コマンドでは、以下の特殊変数を使用します。
- ISFCOLOR
- 各行の色についての単一文字の省略形が含まれているステム変数です。可能な値は、カラーの「Red」、「Green」、
「Blue」、「White」、「Yellow」、
「Turquoise」、「Pink」の最初の
文字からのものです。OPERLOG のみ。 - ISFDATE
- 日付を入力として取る特殊変数用の日付形式を、分離文字も含めて指定します。 これは、SET DATE コマンドで有効な形式をすべて受け入れます。有効な形式については、オンライン・ヘルプの SET DATE コマンドの説明を参照してください。
- ISFDESCODE
- 各行の記述子コードが含まれているステム変数です。 複数の記述子コードがある場合、ブランクで区切られて、リストにされます。OPERLOG のみ。
- ISFFIRSTLINEDATE
- 返された最初の行に関連付けられている日付です。
- ISFFIRSTLINEDSID
- 返された最初の行に関連付けられているデータ・セットのデータ・セット ID です。SYSLOG の場合のみです。
- ISFFIRSTLINEJOBID
- 返された最初の行に関連付けられているジョブ ID です。SYSLOG の場合のみです。
- ISFFIRSTLINERECNO
- 返された最初の行のデータ・セット内のレコード数です。SYSLOG の場合のみです。
- ISFFIRSTLINETIME
- 返された最初の行に関連付けられている時刻です。
- ISFFIRSTLINETOKEN
- 返されたデータの最初の行に対応するトークンです。
- ISFHIGHLIGHT
- 各行の強調表示についての単一文字の省略形が含まれているステム変数です。可能な値は、強調表示値の Blink、Reverse、Underline、None です。OPERLOG のみ。
- ISFINTENSITY
- 各行の輝度についての単一文字の省略形が含まれているステム変数です。可能な値は、輝度 High および Low の最初の文字からのものです。OPERLOG のみ。
- ISFLASTLINEDATE
- 返された最後の行に関連付けられている日付です。
- ISFLASTLINEDSID
- 返された最後の行に関連付けられているデータ・セットのデータ・セット ID です。SYSLOG の場合のみです。
- ISFLASTLINEJOBID
- 返された最後の行に関連付けられているジョブ ID です。SYSLOG の場合のみです。
- ISFLASTLINERECNO
- 返された最後の行のデータ・セット内のレコード数です。SYSLOG の場合のみです。
- ISFLASTLINETIME
- 返された最後の行に関連付けられている時刻です。
- ISFLINE
- 返されるデータが入ります。 これはステム変数です。 ISFLINE.0 には、変数の個数が入ります。
- ISFLINELIM
- 作成可能な ISFLINE ステム変数の数を制限します。有効な値は 0 から 99999999 です。 0 の値は、制限がないことを示します。
- ISFLOGSTARTDATE
- ISFLOG コマンドによって返されるレコードの開始日を現在の日付形式 (ISFDATE 特殊変数を参照) または yyyy.ddd で指定します。先行ゼロは必要ありません。 これは、終了日より小さい値でなければなりません。デフォルトは、現在日です。
- ISFLOGSTARTTIME
- ISFLOG コマンドによって返されるレコードの開始時刻を hh:mm:ss.th の形式で指定します。hh:mm のみが必須です。先行ゼロは必要ありません。 これは現地時間であり、返される先頭レコードに対応します。 これは、終了時刻より小さい値でなければなりません。デフォルトは、00:00:00.00 です。
- ISFLOGSTOPDATE
- ISFLOG コマンドによって返されるレコードの終了日を現在の日付形式 (ISFDATE 特殊変数を参照) または yyyy.ddd で指定します。先行ゼロは必要ありません。デフォルトは、現在日です。
- ISFLOGSTOPTIME
- ISFLOG コマンドによって返されるレコードの終了時刻を hh:mm:ss.th の形式で指定します。hh:mm のみが必須です。先行ゼロは必要ありません。これは現地時間であり、返される最終レコードに対応します。デフォルトは、23:59:59.99 です。
- ISFNEXTLINETOKEN
- 返されたデータの次の未読行に対応するトークンです。ファイルの終わり状態が検出された場合はヌルです。
- ISFSTARTLINETOKEN
- 返されるデータの開始行を指定します。変数を ISFFIRSTLINETOKEN 特殊変数または ISFNEXTLINETOKEN 特殊変数のどちらかに設定して、値を指定してください。
- ISFSYSID
- SYSLOG とともに、ISFLOG コマンドによって処理されるメンバーを指定します。オンライン・ヘルプの SYSID コマンドの説明を参照してください。
- ISFWTOR
- WTOR オプションを使用して要求された場合は、WTOR が含まれているステム変数です。ISFWTOR.0 には、変数の数が入ります。
検索機能およびスクロール機能の場合は、ISFLOG コマンドで以下の特殊変数を使用します。
- ISFFIND
- 検索対象とするストリング (最大 255 文字) が含まれます。 検索操作では、大/小文字の区別はありません。これは、ISFSCROLLTYPE 特殊変数で値 FINDNEXT または FINDPREV と一緒に使用します。
- ISFFINDENDCOL
- ISFFIND 特殊変数で指定されたストリングが終了しなければならない桁を指定します。これは、ISFFINDSTARTCOL よりも小さい値でなければなりません。
- ISFFINDLIM
- ISFFIND 特殊変数を使用して指定されたストリングの検索対象とする行の最大数を指定します。有効値は 1000 から 9999999 までです。
- ISFFINDSTARTCOL
- ISFFIND 特殊変数で指定されたストリングが開始しなければならない桁を指定します。
- ISFSCROLL
- 返されたデータの最初の行を位置変更するのに使用されます。ISFSTARTLINETOKEN 特殊変数内の値からのオフセットとして使用される整数を指定します。次に、ISFSCROLLTYPE 特殊変数に値 UP または DOWN を指定します。ISFSTARTLINETOKEN が指定されない場合、オフセットはデータ・セットの先頭に適用されます。
- ISFSCROLLTYPE
- 返されたデータの最初の行を位置変更するのに使用されます。以下の値のいずれかを指定します。
- UP または DOWN
- ISFSCROLL 特殊変数内の値と一緒に使用されます。DOWN がデフォルトです。
- TOP
- 最初に返されるレコードがデータの最初のレコードであることを指定します。これがデフォルトです。
- BOT
- 最下段、つまり最新のデータを要求します。最後に返される行が、データの最後の行です。最初に返される行は、ISFLINELIM 特殊変数の値の機能です。例えば、ISFLINELIM に対して 100 という値を設定して BOT を使用した場合、最後の 100 行分のデータが返されます。
- FINDNEXT
- ISFFIND 特殊変数内の値のストリングが含まれている次の行に位置変更するために、その値と一緒に使用されます。 ISFSTARTLINETOKEN 特殊変数が指定されない場合、検索は先頭の行から始まります。
- FINDPREV
- ISFFIND 特殊変数内の値のストリングが含まれている前の行に位置変更するために、その値と一緒に使用されます。 ISFSTARTLINETOKEN 特殊変数が指定されない場合、検索は先頭の行から始まり、最下段まで折り返し、それらから検索します。