ISFLOG を使用したシステム・ログのブラウズ
ISFLOG ホスト環境コマンドを使用して、単一システム SYSLOG と、シスプレックス全体にわたる OPERLOG の両方をブラウズします。
SYSLOG と一緒に使用した場合、ISFLOG コマンドは JES 論理ログを処理します。
この ISFLOG コマンドの構文は、次のとおりです。
SYSLOG >>-Address SDSF--"--ISFLOG--+-ALLOC-+---------------------------> '-READ--' >--+-------------------------+--+--------------+--"------------>< '-TYPE--(--+-SYSLOG--+--)-' '-(--option--)-' '-OPERLOG-'
OPERLOG >>-Address SDSF--"--ISFLOG--READ--+---------------------+-------> '-TYPE--(--OPERLOG--)-' >--+--------------+--"----------------------------------------->< '-(--option--)-'
- ALLOC
- EXECIO などのユーティリティーで使用できるように、論理 SYSLOG を割り振ることを示します。この割り振りは、ファイルが閉じたときに割り振り解除が自動的に実行されるように、FREE=CLOSE オプションを使用して実行されます。ALLOC は、以下の特殊ステム変数と共に使用します。
- ISFDDNAME (返される DD 名が入ります)
- ISFDSNAME (返されるデータ・セット名が入ります)
- READ
- システム・ログを読み取ることを示します。レコードは、ISFLINE ステム変数に返されます。
ISFLINE.0 には、変数の個数が入ります。デフォルトでは、SDSF は現在日のレコードを検索します。 以下の特殊変数を指定して、結果をカスタマイズすることができます。
- ISFLINELIM は、作成される変数の個数に限度を設定します。
- ISFLOGSTARTTIME、ISFLOGSTARTDATE、ISFLOGSTOPTIME、および ISFLOGSTOPDATE は、レコードの日時範囲を定義します。これらを使用して、日付と時刻が妥当な範囲に収まるようにし、過剰な数の変数が作成されないようにしてください。
これらの特殊変数を使用した場合、SDSF は、SYSLOG をできるだけ要求されたレコードの近くに配置します。ただし、タイム・スタンプに使用される精度と、レコードが実際に SYSLOG に書き込まれる時刻によっては、目的のレコードから数行離れている場合があります。
- データのスクロールをシミュレートできるようにする変数。この変数には、ISFSCROLL、ISFSCROLLYPE、ISFNEXTLINETOKEN、および ISFSTARTLINETOKEN があります。
特殊変数の詳細については、ISFLOG コマンドで使用するための特殊変数を参照してください。
- TYPE(SYSLOG | OPERLOG)
- これはオプションで、使用するシステム・ログのタイプを指定します。
- SYSLOG
- 単一システムの SYSLOG を指定します。処理するメンバーを指示するには、特殊変数 ISFSYSID を使用します。
- OPERLOG
- シスプレックス全体 OPERLOG を指定します。
- option
- オプションです。ISFLOG コマンド用のオプションを参照してください。