Netstat ROUTe/-r レポート

このスタックが通信できるアドレスや、通信を始めるリンクまたはインターフェースと最初のホップを決定するときに使用するルーティング情報を表示します。スタックのメイン・ルーティング・テーブルにある経路は、スタックのポリシー・ベース・ルーティング・テーブルにある経路と同様に表示されます。これらの経路は、静的経路 (TCP/IP プロファイルでメイン・ルーティング・テーブルに定義された経路、およびポリシー・エージェントに対してポリシー・ベース・ルーティング・テーブルに定義された経路)、ルーティング・デーモンから確認された経路、およびリダイレクトのような他の ICMP または ICMPv6 情報から確認された経路です。宛先 IP アドレスへの経路がなく、デフォルトの経路も定義されていない場合、このスタックはその宛先とは通信できません。マルチパスの経路として参照される同じ宛先への多重経路も表示されます。メイン・ルーティング・テーブルの IPCONFIG または IPCONFIG6 ステートメント、およびポリシー・ベース・ルーティング・テーブルの RouteTable ポリシー・ステートメントでマルチパスが使用可能でない場合は、宛先への最初のアクティブ経路が常に使用されます。

ヒント: 削除されたインターフェースにある静的経路はメイン・ルーティング・テーブルから除去されるため、メイン・ルーティング・テーブル用に生成されたレポートには表示されません。ループバック経路は、暗黙の (HOME リスト) 経路と同様に表示されます。

TSO 構文

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>>---NETSTAT ROUTe--| Modifier |--| Target |--| Output |--| (Filter |---><

修飾子

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   .------------------------.   
   V                        |   
>>---+--------------------+-+----------------------------------><
     +-ADDRTYPE--+-IPV4-+-+     
     |           '-IPV6-' |     
     +-DETAIL-------------+     
     +-IQDIO--------------+     
     +-PR--+-ALL----+-----+     
     |     '-prname-'     |     
     +-QDIOACCEL----------+     
     +-RADV---------------+     
     '-RSTAT--------------'     

ADDRTYPE IPV4 | IPV6
指定された IP タイプのルーティング情報を表示します。
IPV4
IPv4 ルーティング情報を表示します。このパラメーターは、RADV パラメーターと相互に排他的です。
IPV6
IPv6 ルーティング情報を表示します。
DETAIL
経路距離または経路使用コスト、IPv4 経路であれば MTU サイズ、および MVS™ 固有のそれぞれの経路ごとの構成パラメーターなどの追加の詳細について表示します。

このパラメーターは、QDIOACCEL と IQDIO パラメーターと相互に排他的です。

PR
ポリシー・ベース・ルーティング・テーブルを表示します。このパラメーターは、QDIOACCEL と IQDIO パラメーターと相互に排他的です。
ALL
すべてのポリシー・ベース・ルーティング・テーブルを表示します。
prname
prname の名前を持つポリシー・ベース・ルーティング・テーブルを表示します。
制約事項: Netstat ROUTe コマンドは、アクティブなポリシー・ベース・ルーティング・テーブルのみ表示します。ポリシー・ベース・ルーティング・テーブルは、アクティブなルーティング規則とその関連アクションにより参照されている場合にアクティブになります。アクティブと非アクティブのポリシー・ベース・ルーティング・テーブルを表示するには、pasearch コマンドを使用します。詳しくは、z/OS UNIX pasearch コマンド: 表示ポリシーを参照してください。
QDIOACCEL
IQDIO
QDIO アクセラレーターまたは HiperSockets™ アクセラレーターを使用している加速ルーティングに、適格な経路を表示します。 詳細については、「z/OS Communications Server: IP 構成ガイド」の『QDIO アクセラレーター』の情報および『HiperSockets アクセラレーターを使用する効率的なルーティング』に関する情報を参照してください。このパラメーターは、DETAIL、RADV、PR、および RSTAT パラメーターと相互に排他的です。
RADV
ルーター公示メッセージで受信した情報に基づいて追加された IPv6 経路をすべて表示します。すべての IPv6 ルーター公示経路は、ルーティングに現在使用されていてもいなくても表示されます。 フラグおよび参照カウントは、レポートには表示されません。このパラメーターは、RSTAT、QDIOACCEL、IQDIO、および ADDRTYPE IPV4 パラメーターと相互に排他的です。
RSTAT
置き換え可能と定義されたすべての静的経路を表示します。すべての定義済みの置き換え可能な静的経路は、ルーティングに現在使用されていてもいなくても表示されます。フラグおよび参照カウントは、 レポートには表示されません。このパラメーターは、RADV、QDIOACCEL、および IQDIO パラメーターと相互に排他的です。

ターゲット

TCp tcpname を使用して、特定の TCP/IP アドレス・スペースについてのレポートを提供します。TCp パラメーターについて詳しくは、Netstat コマンドのターゲットを参照してください。

出力

デフォルト出力オプションは、ユーザーの端末に出力を表示します。その他のオプションについては、TSO NETSTAT コマンドの構文またはNetstat コマンドの出力を参照してください。

Filter

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           .-----------------------.   
           V                       |   
>>-IPAddr----+-ipaddr------------+-+---------------------------><
             +-ipaddr/prefixLen--+     
             '-ipaddr/subnetmask-'     

z/OS UNIX 構文

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>>---netstat -r--| Modifier |--| Target |--| Output |--| Filter |---><

修飾子

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   .------------------------.   
   V                        |   
>>---+--------------------+-+----------------------------------><
     +-ADDRTYPE--+-IPV4-+-+     
     |           '-IPV6-' |     
     +-DETAIL-------------+     
     +-IQDIO--------------+     
     +-PR--+-ALL----+-----+     
     |     '-prname-'     |     
     +-QDIOACCEL----------+     
     +-RADV---------------+     
     '-RSTAT--------------'     

ADDRTYPE IPV4 | IPV6
指定された IP タイプのルーティング情報を表示します。
IPV4
IPv4 ルーティング情報を表示します。このパラメーターは、RADV パラメーターと相互に排他的です。
IPV6
IPv6 ルーティング情報を表示します。
DETAIL
経路距離または経路使用コスト、IPv4 経路であれば MTU サイズ、および MVS 固有のそれぞれの経路ごとの構成パラメーターなどの追加の詳細について表示します。このパラメーターは、QDIOACCEL と IQDIO パラメーターと相互に排他的です。
PR
ポリシー・ベース・ルーティング・テーブルを表示します。このパラメーターは、QDIOACCEL と IQDIO パラメーターと相互に排他的です。
ALL
すべてのポリシー・ベース・ルーティング・テーブルを表示します。
prname
prname の名前を持つポリシー・ベース・ルーティング・テーブルを表示します。
制約事項: Netstat ROUTe コマンドは、アクティブなポリシー・ベース・ルーティング・テーブルのみ表示します。ポリシー・ベース・ルーティング・テーブルは、アクティブなルーティング規則とその関連アクションにより参照されている場合にアクティブになります。アクティブと非アクティブのポリシー・ベース・ルーティング・テーブルを表示するには、pasearch コマンドを使用します。詳しくは、z/OS UNIX pasearch コマンド: 表示ポリシーを参照してください。
QDIOACCEL
IQDIO
QDIO アクセラレーターまたは HiperSockets アクセラレーターを使用している加速ルーティングに、適格な経路を表示します。 詳細については、「z/OS Communications Server: IP 構成ガイド」の QDIO アクセラレーターの情報、および HiperSockets Accelerator を使用する効率的なルーティングに関する情報を参照してください。 このパラメーターは、DETAIL、RADV、PR、および RSTAT パラメーターと相互に排他的です。
RADV
ルーター公示メッセージで受信した情報に基づいて追加された IPv6 経路をすべて表示します。すべての IPv6 ルーター公示経路は、ルーティングに現在使用されていてもいなくても表示されます。 フラグおよび参照カウントは、レポートには表示されません。このパラメーターは、RSTAT、QDIOACCEL、IQDIO、および ADDRTYPE IPV4 パラメーターと相互に排他的です。
RSTAT
置き換え可能と定義されたすべての静的経路を表示します。定義済みの置き換え可能な静的経路は、現在、ルーティングに使用されている かどうかとは無関係に表示されます。フラグおよび参照カウントは、 レポートには表示されません。このパラメーターは、RADV、QDIOACCEL、および IQDIO パラメーターと相互に排他的です。

ターゲット

-p tcpname を使用して、特定の TCP/IP アドレス・スペースについてのレポートを提供します。 TCp パラメーターについて詳しくは、Netstat コマンドのターゲットを参照してください。

出力

デフォルト出力オプションは、z/OS UNIX シェル標準出力に出力を表示します。 その他のオプションについては、z/OS UNIX netstat コマンド構文またはNetstat コマンドの出力を参照してください。

Filter

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        .-----------------------.   
        V                       |   
>>- -I----+-ipaddr------------+-+------------------------------><
          +-ipaddr/prefixLen--+     
          '-ipaddr/subnetmask-'     

フィルター記述

IPAddr/-I ipaddrIPAddr/-I ipaddr/prefixlengthIPAddr/-I ipaddr/subnetmask
指定した IP アドレス ipaddripaddr/prefixlength、または ipaddr/subnetmask を使用して、レポートの出力をフィルターに掛けます。最大 6 つのフィルター値を入力できます。指定される IPv4 ipaddr のそれぞれの値の長さは最大 15 文字、選択される IPv6 ipaddr のそれぞれの値の長さは最大 45 文字です。
ipaddr
指定した IP アドレス ipaddr を使用して、ROUTe/-r レポートの出力をフィルターに掛けます。 IPv4 アドレスの場合、デフォルト・サブネット・マスク 255.255.255.255 が使用されます。IPv6 アドレスの場合、デフォルトの prefixlength 128 が使用されます。
ipaddr/prefixlength
指定した IP アドレスとプレフィックスの長さ ipaddr/prefixlength を使用して、ROUTe/-r レポートの出力をフィルターに掛けます。IPv4 アドレスの場合、プレフィックスの長さの範囲は 1 から 32 です。IPv6 アドレスの場合、プレフィックスの長さの範囲は 1 から 128 です。
ipaddr/subnetmask
指定した IP アドレスとサブネット・マスク ipaddr/subnetmask を使用して、ROUTe/-r レポートの出力をフィルターに掛けます。 この形式の IP アドレス (ipaddr) は、IPv4 IP アドレスでなければなりません。

IPAddr/-I のフィルター値は、完全なストリングでも、ワイルドカード文字を使用した部分的なストリングでも構いません。 アスタリスク (*) はワイルドカード文字の 1 つであり、同じ位置でヌル・ストリングあるいは 任意の文字または文字ストリングとのマッチングを行います。疑問符 (?) もワイルドカード文字であり、同じ位置で任意の単一の文字とマッチングを行います。例えば、ストリング "searchee" は "*ar?he*" と一致していますが、 ストリング "searhee" は "*ar?he*" と一致しません。 IPAddr/-I フィルターでワイルドカード文字を使用する場合は、ipaddr フォーマットで値を指定する必要があります。IPAddr/-I では ipaddr/prefixlen または ipaddr/subnetmask フォーマットの値のワイルドカード文字は受け入れられません。

z/OS UNIX シェル環境で z/OS UNIX netstat/onetstat コマンドを使用するときに、文字ストリングで z/OS UNIX MVS 特殊文字を使用する場合には注意が必要です。 予期しない結果を生じることがあります。z/OS UNIX MVS の特殊文字を文字ストリング内で使用する場合には、確実を期するために、文字ストリングを単一引用符 (') または二重引用符 (") で囲みます。 例えば、IP アドレスにアスタリスク (*) を使用する場合 (-I フィルターで 10.*.0.0)、 次のようにコマンドを出します。netstat -r -I '10.*.0.0'netstat -r -I "10.*.0.0"

注: 指定された IP アドレスで ROUTe/-r 応答をフィルターに掛けると、DEFAULT および DEFAULTNET 経路は表示されません。
ガイドライン:
  1. IPv6 使用可能スタックの場合
    • IPAddr/-I オプションで IPv4 および IPv6 の両方の ipaddr 値が受け入れられ、混合可能です。
    • IPv6 使用可能スタックの場合、IPv4 にマップされた IPv6 アドレスは受け入れられ、IPv6 アドレスとして扱われます。IPv4 にマップされた IPv6 アドレスが、IPAddr/-I 値として入力された場合は、マッチングする項目が見つからないことになります。
制約事項:
  1. IPv6 アドレスのフィルター値は、ワイルドカード文字をサポートしていません。
  2. IPv4 専用のスタックでは、IPv4 ipaddr 値のみが受け入れられます。

コマンド構文例

TSO 環境からの場合

NETSTAT ROUTE
   Display the routing information the default stack will use when it determines what 
   addresses it can communicate with and over which links/interfaces and first hops the 
   communication will take place. If the stack is IPv6-enabled, then both IPv4 and IPv6 
   routing information are displayed.
NETSTAT ROUTE TCP TCPCS6
   Display the routing information the TCPCS6 stack will use when it determines what 
   addresses it can communicate with and over which links/interfaces and first hops the 
   communication will take place. If the TCPCS6 stack is IPv6-enabled, then both IPv4 and 
   IPv6 routing information are displayed.
NETSTAT ROUTE TCP TCPCS8 (IPADDR 9.43.1.1 9.43.2.2
   Display the routing information in the TCPCS8 stack whose destination address match 
   the specified filter IP address values.
NETSTAT ROUTE ADDRTYPE IPV4
   Display the IPv4 routing information the default stack will use when it determines 
   what addresses it can communicate with and over which links/interfaces and first hops 
   the communication will take place.

UNIX シェル環境からの場合

   netstat -r
   netstat -r -p tcpcs6 
   netstat -r -p tcpcs8 -I 9.43.1.1 9.43.2.2
   netstat -r ADDRTYPE IPV4  

レポート例

以下の例は、TSO NETSTAT コマンドを使用して生成されたものです。z/OS UNIX netstat コマンドを使用すると、TSO NETSTAT コマンドと同じフォーマットでデータが表示されます。

IPv6 使用不能 (短形式)

NETSTAT ROUTE or
NETSTAT ROUTE ADDRTYPE IPV4

MVS TCP/IP NETSTAT CS V2R2       TCPIP Name: TCPCS           14:24:09 
Destination        Gateway         Flags    Refcnt     Interface         
-----------        -------         -----    ------     ---------         
Default            9.67.115.65     UGS      0000000002 OSAQDIOLINK       
9.67.115.65/32     0.0.0.0         UHS      0000000000 OSAQDIOLINK       
9.67.115.69/32     0.0.0.0         UH       0000000000 OSAQDIOLINK       
127.0.0.1/32       0.0.0.0         UH       0000000002 LOOPBACK          
NETSTAT ROUTE DETAIL

MVS TCP/IP NETSTAT CS V2R2       TCPIP Name: TCPCS           14:03:13  
Destination        Gateway         Flags    Refcnt     Interface          
-----------        -------         -----    ------     ---------          
Default            9.67.115.1      UGS      0000000000 OSAQDIO5L          
  Metric: 00000001  MTU: 1496           
  MVS Specific Configured Parameters:                                  
    MaxReTransmitTime:  120.000   MinReTransmitTime: 0.500             
    RoundTripGain:      0.125     VarianceGain:      0.250             
    VarianceMultiplier: 2.000     DelayAcks:         Yes               
        
NETSTAT ROUTE RSTAT

MVS TCP/IP NETSTAT CS V2R2       TCPIP NAME: TCPCS            17:40:36 
IPv4 Destinations                                                      
Destination        Gateway         Interface                            
-----------        -------         ---------                            
9.67.1.9/32        0.0.0.0         OSA00LINK1                           
NETSTAT ROUTE QDIOACCEL 

MVS TCP/IP NETSTAT CS V2R2       TCPIP NAME: TCPCS            09:51:02
Destination        Gateway         Interface                       
-----------        -------         ---------                        
9.67.1.9/32        0.0.0.0         LIQDIO1        
9.67.5.10/32       0.0.0.0         OSAQDIO5L
NETSTAT ROUTE PR prtable1

MVS TCP/IP NETSTAT CS V2R2       TCPIP Name: TCPCS           14:24:09
Policy Routing Table: prtable1
  IgnorePathMtuUpdate: Yes  MultiPath: Conn(Policy)
  DynamicXCFRoutes:    No
Dynamic Routing Parameters
  Interface        NextHop
  ---------        -------
  OSAQDIOLINK      9.67.115.65
Destination        Gateway         Flags    Refcnt     Interface         
-----------        -------         -----    ------     ---------         
Default            9.67.115.65     UGS      0000000002 OSAQDIOLINK       
9.67.115.65/32     0.0.0.0         UHS      0000000000 OSAQDIOLINK       
9.67.115.69/32     0.0.0.0         UH       0000000000 OSAQDIOLINK       

IPv6 使用可能または長形式の要求

NETSTAT ROUTE

MVS TCP/IP NETSTAT CS V2R1      TCPIP Name: TCPCS           14:24:09 
IPv4 Destinations                                                     
Destination Gateway Flags Refcnt Interface         
-        -         -    -     -         
Default            9.67.115.65     UGS      0000000002 OSAQDIOLINK       
9.67.115.65/32     0.0.0.0         UHS      0000000000 OSAQDIOLINK       
9.67.115.69/32     0.0.0.0         UH       0000000000 OSAQDIOLINK       
127.0.0.1/32       0.0.0.0         UH       0000000002 LOOPBACK          
IPv6 Destinations                                                     
DestIP:   Default                                                     
  Gw:     2001:0db8::206:2aff:fe71:4400                               
  Intf:   OSAQDIO46         Refcnt:  0000000000                       
  Flgs:   UGS               MTU:     1492                             
DestIP:   ::1/128                                                     
  Gw:     ::                                                          
  Intf:   LOOPBACK6         Refcnt:  0000000000                       
  Flgs:   UH                MTU:     65535                            
DestIP:   2001:0db8::9:67:115:13/128                                  
  Gw:     ::                                                           
  Intf:   OSAQDIO46         Refcnt:  0000000000                        
  Flgs:   UD                MTU:     1492                              
DestIP:   2001:0db8::206:2aff:fe71:4400/128                            
  Gw:     ::                                                           
  Intf:   OSAQDIO46         Refcnt:  0000000000                        
  Flgs:   UHS               MTU:     1492   
NETSTAT ROUTE ADDRTYPE IPV4

MVS TCP/IP NETSTAT CS V2R2       TCPIP Name: TCPCS           14:24:09 
IPv4 Destinations                                                     
Destination        Gateway         Flags    Refcnt     Interface         
-----------        -------         -----    ------     ---------         
Default            9.67.115.65     UGS      0000000002 OSAQDIOLINK       
9.67.115.65/32     0.0.0.0         UHS      0000000000 OSAQDIOLINK       
9.67.115.69/32     0.0.0.0         UH       0000000000 OSAQDIOLINK       
127.0.0.1/32       0.0.0.0         UH       0000000002 LOOPBACK          
NETSTAT ROUTE ADDRTYPE IPV6

MVS TCP/IP NETSTAT CS V2R2       TCPIP Name: TCPCS           14:24:09 
IPv6 Destinations                                                     
DestIP:   Default                                                     
  Gw:     2001:0db8::206:2aff:fe71:4400                               
  Intf:   OSAQDIO46         Refcnt:  0000000000                       
  Flgs:   UGS               MTU:     1492                             
DestIP:   ::1/128                                                     
  Gw:     ::                                                          
  Intf:   LOOPBACK6         Refcnt:  0000000000                       
  Flgs:   UH                MTU:     65535                            
DestIP:   2001:0db8::9:67:115:13/128                                  
  Gw:     ::                                                           
  Intf:   OSAQDIO46         Refcnt:  0000000000                        
  Flgs:   UD                MTU:     1492                              
DestIP:   2001:0db8::206:2aff:fe71:4400/128                            
  Gw:     ::                                                           
  Intf:   OSAQDIO46         Refcnt:  0000000000                        
  Flgs:   UHS               MTU:     1492                              
NETSTAT ROUTE DETAIL

MVS TCP/IP NETSTAT CS V2R2       TCPIP Name: TCPCS           14:03:13  
IPv4 Destinations                                                      
Destination        Gateway         Flags    Refcnt     Interface          
-----------        -------         -----    ------     ---------          
Default            9.67.115.1      UGS      0000000000 OSAQDIO5L          
  Metric: 00000001  MTU: 1496                                          
  MVS Specific Configured Parameters:                                  
    MaxReTransmitTime:  120.000   MinReTransmitTime: 0.500             
    RoundTripGain:      0.125     VarianceGain:      0.250             
    VarianceMultiplier: 2.000     DelayAcks:         Yes               
......                                                           
                                                                 
IPv6 Destinations                                                
......                                                           
                                                                 
DestIP:   2001:0db8::206:2aff:fe71:4400/128                      
  Gw:     ::                                                     
  Intf:   OSAQDIO46         Refcnt:  0000000000                  
  Flgs:   UHS               MTU:     1492                        
  Metric: 00000000                                               
  MVS Specific Configured Parameters:                            
    MaxReTransmitTime:  120.000   MinReTransmitTime: 0.500       
    RoundTripGain:      0.125     VarianceGain:      0.250       
    VarianceMultiplier: 2.000     DelayAcks:         Yes             
NETSTAT ROUTE RSTAT

MVS TCP/IP NETSTAT CS V2R2       TCPIP NAME: TCPCS            17:40:36 
IPv4 Destinations                                                      
Destination        Gateway         Interface                            
-----------        -------         ---------                            
9.67.1.9/32        0.0.0.0         OSA00LINK1                           
                                                                       
IPv6 Destinations                                                      
DestIP:   fe80::6:2900:1dc:21bc/128                                    
  Gw:     ::                                                           
  Intf:   OSAQDIO46  MTU:  1492                                                    
NETSTAT ROUTE QDIOACCEL 

MVS TCP/IP NETSTAT CS V2R2       TCPIP NAME: TCPCS            09:51:02
Destination        Gateway         Interface                       
-----------        -------         ---------                        
9.67.1.9/32        0.0.0.0         LIQDIO1    
9.67.5.10/32       0.0.0.0         OSAQDIO5L
NETSTAT ROUTE PR prtable1

MVS TCP/IP NETSTAT CS V2R2       TCPIP Name: TCPCS           14:24:09
Policy Routing Table: prtable1
  IgnorePathMtuUpdate: IPv4: No           IPv6: No
  MultiPath:           IPv4: Conn(Policy) IPv6: Pkt(Profile)
  DynamicXCFRoutes:    IPv4: No           IPv6: No
IPv4 Dynamic Routing Parameters
  Interface        NextHop
  ---------        -------
  OSAQDIOLINK      9.67.115.65
IPv4 Destinations
Destination        Gateway         Flags    Refcnt     Interface
-----------        -------         -----    ------     ---------
Default            9.67.115.65     UGS      0000000002 OSAQDIOLINK
9.67.115.65/32     0.0.0.0         UHS      0000000000 OSAQDIOLINK
9.67.115.69/32     0.0.0.0         UH       0000000000 OSAQDIOLINK
IPv6 Dynamic Routing Parameters
  Interface        NextHop
  ---------        -------
  OSAQDIO46        fe80::9:67:115:65
IPv6 Destinations
DestIP:   Default
  Gw:     2001:0db8::206:2aff:fe71:4400
  Intf:   OSAQDIO46         Refcnt: 0000000000
  Flgs:   UGS               MTU: 1492
DestIP:   2001:0db8::9:67:115:13/128
  Gw:     ::
  Intf:   OSAQDIO46         Refcnt: 0000000000
  Flgs:   UD                MTU: 1492
DestIP:   2001:0db8::206:2aff:fe71:4400/128
  Gw:     ::
  Intf:   OSAQDIO46         Refcnt: 0000000000
  Flgs:   UHS               MTU: 1492
NETSTAT ROUTE RADV

MVS TCP/IP NETSTAT CS V2R2       TCPIP NAME: TCPCS            17:40:36 
IPv6 Destinations                                                      
DestIP:   2001:0db8::206:2aff::/64                                     
  Gw:     fe80::6:2900:6dc:217c                                    
  Intf:   OSAQDIO46  MTU:  1492                                                    
NETSTAT ROUTE RADV DETAIL

MVS TCP/IP NETSTAT CS V2R2       TCPIP Name: TCPCS           14:03:13  
IPv6 Destinations                                                
......                                                           
                                                                 
DestIP:   2001:0db8::206:2aff::/64                               
  Gw:     fe80::6:2900:6dc:217c                              
  Intf:   OSAQDIO46  MTU:  1492                                  
  Metric: 00000001                LifetimeExp: 08/28/2010 15:35  
  GwReachable:  Yes               IntfActive:  Yes               
  MVS Specific Configured Parameters:                            
    MaxReTransmitTime:  120.000   MinReTransmitTime: 0.500       
    RoundTripGain:      0.125     VarianceGain:      0.250       
    VarianceMultiplier: 2.000     DelayAcks:         Yes         

レポート・フィールドの説明

Destination または DestIP
後にスラッシュ (/) およびネットマスクが付いた宛先ホストまたはネットワークのアドレス。
Gateway または Gw
宛先にパケットを送信するのに使用するゲートウェイ。もし値が IPv4 項目で 0.0.0.0、または IPv6 項目で:: の場合、ゲートウェイを通る必要はなく、 宛先に直接到達可能です。
GwReachable
IPv6 近隣到達不能検出によって、ゲートウェイが到達可能であることが検出されたかどうかを示します。ゲートウェイは経路を含むルーター公示メッセージを発信するルーターです。
はい
ゲートウェイが到達可能であることを示します。
いいえ
ゲートウェイが到達不能であることを示します。ゲートウェイが到達不能の場合、その経路はルーティングでは使用されません。代替経路が使用可能な場合、この経路はルーティング・テーブルにはインストールされません。
N/A
ダイレクト・プレフィックス・ルーター公示経路の場合、この値が表示されます。これらの経路は関連付けられたゲートウェイを持ちません。
Flags または Flgs
経路の状態を示し、以下のいずれかの値です。
G
経路でゲートウェイを使用します。
H
ネットワークへの経路ではなく、ホストへの経路です。
I
ポリシー・ベース・ルーティング・テーブルにある静的経路は、同じ IP バージョンのスタック内でルートとして定義されていないリンクを使用するように構成されているために、無効です。
U
経路の開始。

以下のフラグは、同時に指定することはできません。

C
経路は、(定義またはルーティング・プロトコルを使用せずに) 接続によって作成されました。OMPROUTE がアクティブでもルーティング・プロトコルがまだ設定されていないようなインターフェースを使用しているサブネットへの宛先または Point-to-Point の経路は、経路の接続と見なされます。
D
経路は、ICMP 処理またはルーター通知(IPv6) に より動的に作成されました。
O
経路は、OSPF (OSPF 外部経路を含む) によって作成されました。
R
経路は、RIP により作成されました。
S
経路は静的経路であり、ルーティング・デーモンまたはルーター通知(IPv6) に よる置き換えは不可能です。
Z
経路は静的経路であり、OMPROUTE の確認している動的経路により、 あるいはルーター通知(IPv6) から、置き換えが可能です。
Interface または Intf
経路のリンク名またはインターフェース名。
IntfActive
経路のインターフェースがアクティブかどうかを示します。
はい
インターフェースがアクティブであることを示します。
いいえ
インターフェースがアクティブではないことを示します。インターフェースがアクティブではない場合、その経路はルーティングでは使用されません。代替経路が使用可能な場合、この経路はルーティング・テーブルにはインストールされません。
LifetimeExp
IPv6 ルーター公示経路が削除される時間。この存続時間は、ルーターで提供されている情報によって延長することができます。無限の存続時間が公示された経路に対しては、N/A 値が表示されます。
MTU
最大伝送単位 (MTU) の値。 MTU 値を含むレポートと一緒に表示される修飾子に応じて、値は以下のいずれかになります。
  • RADV 修飾子および RSTAT 修飾子のどちらも使用しないで表示されるレポートでは、以下のようになります。
    • 経路がアクティブである場合、この MTU 値はこの経路を使用して送信できる最大パケット・サイズです。 パケットが MTU 値よりも大きい場合、フラグメント化が許可されている場合にはパケットはフラグメント化する必要があります。 フラグメント化が許可されない場合は、パケットは削除され、パケットの発信元に ICMP エラーが戻されます。
    • 経路が非アクティブであり、BEGINROUTES または RouteTable ステートメントを使用して構成されている場合、この MTU 値は、経路に対して構成されている MTU 値と同じです。
    • 経路が非アクティブであり、BEGINROUTES または RouteTable ステートメントを使用して構成されていない場合、この MTU 値は、IPv6 経路専用のルーター通知メッセージで受け取られるリンク MTU 値、または 0 のいずれかです。
  • RADV 修飾子を使用して表示されるレポートでは、この MTU 値は、ルーター公示メッセージで受け取られるリンク MTU 値、またはリンク MTU 値を受け取らなかった場合は 0 です。
  • RSTAT 修飾子を使用して表示されるレポートでは、この MTU 値は、BEGINROUTES または RouteTable ステートメントを使用して経路に対して構成された MTU 値です。
Metric
経路のメトリックを表示します。静的経路では、すべての直接経路はメトリック 0 になり、間接経路はメトリック 1 になります。経路がルーティング・デーモンによって確認された場合、表示されるメトリックはルーティング・デーモンで設定されるメトリックになります。経路が IPv6 ルーター公示によって確認された場合、メトリック値は以下のいずれかになります。
1
ルーター公示が高優先順位を示している。
2
ルーター公示が中優先順位を示している。
3
ルーター公示が低優先順位を示している。
経路がスタック・ルーティング・テーブルに格納された後は、メトリック・フィールドは使用されません。ルーティング・デーモンは、メトリックを使用して経路を比較し、スタックには最適なメトリックを持つ (複数の) 経路しか通知しません。
最大再送時間 (MaxReTransmitTime)
この経路の秒単位の TCP 再送間隔です。このパラメーターが経路に対して定義されなかった場合は、デフォルト値の 120 秒が表示されます。このパラメーターは、初期接続の再送には影響しません。
最小再送時間 (MinReTransmitTime)
この経路の秒単位の最小再送間隔です。このパラメーターが経路に対して定義されなかった場合は、デフォルト値の 0.5 (500 ミリ秒) 秒が表示されます。
Reference 数 (RefCnt)
経路のアクティブ・ユーザーの現在の数。
往復ゲイン (RoundTripGain)
平滑化した RTT 平均に適用される最新の往復時間 (RTT) のパーセンテージです。この値が高いほど、最新のパケットの RTT が平均に影響します。このパラメーターが経路に対して定義されなかった場合は、デフォルト値の 0.125 が表示されます。このパラメーターは、初期接続の再送には影響しません。
Variance ゲイン (VarianceGain)
RTT 分散平均に適用される RTT 平均からの最新の RTT 分散のパーセンテージです。 この値が高いほど、最新のパケットの RTT が平均分散に影響します。このパラメーターが経路に対して定義されなかった場合は、デフォルト値の 0.25 が表示されます。このパラメーターは、初期接続の再送には影響しません。
Variance 乗数 (VarianceMultiplier)
再送信間隔を計算するときに、この値が RTT 分散に乗算されます。 この値が高いほど、RTT の偏差は再送間隔の計算に影響します。このパラメーターが経路に対して定義されなかった場合は、デフォルト値の 2 が表示されます。このパラメーターは、初期接続の再送には影響しません。
DelayAcks
DELAYACKS オプションが使用可能か使用不可を示します。Yes の値はパケットの受信時に肯定応答が遅延することを示します (DELAYACKS パラメーターが経路に対して定義された)。No の値はパケットの受信時に肯定応答が遅延しないことを示します (NODELAYACKS パラメーターが経路に対して定義された)。
Policy Routing Table
表示されるポリシー・ベース・ルーティング・テーブルの名前。
IgnorePathMtuUpdate
IPv4
このルーティング・テーブルの「IPv4 ICMP のフラグメント化が必要」というメッセージが無視されるかどうかを示します。 詳しくは、「z/OS Communications Server: IP 構成解説書」の『RouteTable ステートメント』にある IgnorePathMtuUpdate パラメーターの説明を参照してください。 このフィールドは、以下のいずれかの値になります。
はい
このルーティング・テーブルの、IPv4 ICMP のフラグメント化が必要なメッセージは無視されます。
いいえ
このルーティング・テーブルの、IPv4 ICMP のフラグメント化が必要なメッセージは処理されます。
N/A
この値は、ルーティング・テーブルが IPv4 経路に対して構成されていないか、または IPv6 ルーティング情報のみがテーブルに対して表示されるかのいずれかの場合に表示されます。
IPv6
このルーティング・テーブルの「IPv6 ICMP パケットが大きすぎる」ことを示すメッセージが無視されるかどうかを示します。 詳しくは、「z/OS Communications Server: IP 構成解説書」の『RouteTable ステートメント』にある IgnorePathMtuUpdate6 パラメーターの説明を参照してください。 このフィールドは、以下のいずれかの値になります。
はい
このルーティング・テーブルの「IPv6 ICMP パケットが大きすぎる」ことを示すメッセージは無視されます。
いいえ
このルーティング・テーブルの「IPv6 ICMP パケットが大きすぎる」ことを示すメッセージは処理されます。
N/A
この値は、ルーティング・テーブルが IPv6 経路に対して構成されていないか、または IPv4 ルーティング情報のみがテーブルに対して表示されるかのいずれかの場合に表示されます。
MultiPath
IPv4
このフィールドの情報は、2 つの部分に分かれています。括弧の前の値は、アウトバウンドの IPv4 トラフィック用のマルチパス・ルーティングの選択アルゴリズムが、このポリシー・ベースのルーティング・テーブルで使用可能かどうかを示します。 詳しくは、「z/OS Communications Server: IP 構成解説書」の『RouteTable ステートメント』にあるマルチパス・パラメーターの説明を参照してください。 MultiPath フィールドで可能な値は以下のとおりです。
Pkt
アウトバウンド IPv4 トラフィックがラウンドロビン配布方式を使用して各アウトバウンド・パケットに対してマルチパス経路を使用することを示します。
Conn
アウトバウンド IPv4 トラフィックがラウンドロビン配布方式を使用して各アウトバウンド接続要求に対してマルチパス経路を使用することを示します。
いいえ
アウトバウンド IPv4 トラフィックがマルチパス・グループで最初のアクティブ経路を常に使用することを示します。
N/A
この値は、ルーティング・テーブルが IPv4 経路に対して構成されていないか、または IPv6 ルーティング情報のみがテーブルに対して表示されるかのいずれかの場合に表示されます。
括弧内の値は、マルチパス値が取得された場所を示します。指定可能な値は以下のとおりです。
Profile
UseGlobal 値が RouteTable ステートメントの Multipath パラメーターにコーディングされており、値が IPCONFIG ステートメントから取得されたことを示します。
Policy
マルチパス値が RouteTable ステートメントの Multipath パラメーターから取得されたことを示します。

ヒント: IPSECURITY が IPCONFIG ステートメントにコーディングされ、Multipath PerPacket が RouteTable ステートメントに指定されている場合は、Multipath PerPacket オプションは使用不可になります。レポートには No(Policy) の値が表示されます。詳しくは、「z/OS Communications Server: IP 構成解説書」の RouteTable ステートメントの情報を参照してください。

IPv6
このフィールドの情報は、2 つの部分に分かれています。括弧の前の値は、アウトバウンドの IPv6 トラフィック用のマルチパス・ルーティングの選択アルゴリズムが、このポリシー・ベースのルーティング・テーブルで使用可能かどうかを示します。 詳しくは、「z/OS Communications Server: IP 構成解説書」の『RouteTable ステートメント』にある Multipath6 パラメーターの説明を参照してください。 MultiPath6 フィールドで可能な値は以下のとおりです。
Pkt
アウトバウンド IPv6 トラフィックがラウンドロビン配布方式を使用して各アウトバウンド・パケットに対してマルチパス経路を使用することを示します。
Conn
アウトバウンド IPv6 トラフィックがラウンドロビン配布方式を使用して各アウトバウンド接続要求に対してマルチパス経路を使用することを示します。
いいえ
アウトバウンド IPv6 トラフィックがマルチパス・グループで最初のアクティブ経路を常に使用することを示します。
N/A
この値は、ルーティング・テーブルが IPv6 経路に対して構成されていないか、または IPv4 ルーティング情報のみがテーブルに対して表示されるかのいずれかの場合に表示されます。
括弧内の値は、マルチパス値が取得された場所を示します。指定可能な値は以下のとおりです。
Profile
UseGlobal 値が RouteTable ステートメントの Multipath6 パラメーターにコーディングされており、値が IPCONFIG6 ステートメントから取得されたことを示します。
Policy
マルチパス値が RouteTable ステートメントの Multipath6 パラメーターから取得されたことを示します。
ヒント: IPSECURITY が IPCONFIG6 ステートメントにコーディングされ、Multipath6 PerPacket が RouteTable ステートメントに指定されている場合は、Multipath6 PerPacket オプションは使用不可になります。レポートには No(Policy) の値が表示されます。詳しくは、「z/OS Communications Server: IP 構成解説書」の RouteTable ステートメントの情報を参照してください。
DynamicXCFRoutes
IPv4
他の TCP/IP スタックにある IPv4 動的 XCF アドレスへの直接経路を、それらのスタックへの動的 XCF リンクがアクティブの場合にポリシー・ベース・ルーティング・テーブルに追加するかを示します。 これらの経路は、IPv4 動的 XCF リンクがアクティブの場合にメイン・ルーティング・テーブルに自動的に生成される経路と同じです。動的 XCF 機能、および IPCONFIG DYNAMICXCF が TCP/IP プロファイルに指定されている場合に自動的に生成される定義については、「z/OS Communications Server: IP 構成ガイド」の動的 XCF の説明を参照してください。 このフィールドは、以下のいずれかの値になります。
はい
他の TCP/IP スタックにある IPv4 動的 XCF アドレスへの直接経路が、それらのスタックへの動的 XCF リンクがアクティブの場合にポリシー・ベース・ルーティング・テーブルに追加されます。
いいえ
他の TCP/IP スタックにある IPv4 動的 XCF アドレスへの直接経路が、それらのスタックへの動的 XCF リンクがアクティブの場合にポリシー・ベース・ルーティング・テーブルに追加されません。
N/A
この値は、ルーティング・テーブルが IPv4 経路に対して構成されていないか、または IPv6 ルーティング情報のみがテーブルに対して表示されるかのいずれかの場合に表示されます。
IPv6
他の TCP/IP スタックにある IPv6 動的 XCF アドレスへの直接経路を、それらのスタックへの動的 XCF リンクがアクティブの場合にポリシー・ベース・ルーティング・テーブルに追加するかを示します。これらの経路は、IPv6 動的 XCF リンクがアクティブの場合にメイン・ルーティング・テーブルに自動的に生成される経路と同じです。動的 XCF 機能、および IPCONFIG6 DYNAMICXCF が TCP/IP プロファイルに指定されている場合に自動的に生成される定義については、「z/OS Communications Server: IP 構成ガイド」の動的 XCF の説明を参照してください。 このフィールドは、以下のいずれかの値になります。
はい
他の TCP/IP スタックにある IPv6 動的 XCF アドレスへの直接経路が、それらのスタックへの動的 XCF リンクがアクティブの場合にポリシー・ベース・ルーティング・テーブルに追加されます。
いいえ
他の TCP/IP スタックにある IPv6 動的 XCF アドレスへの直接経路が、それらのスタックへの動的 XCF リンクがアクティブの場合にポリシー・ベース・ルーティング・テーブルに追加されません。
N/A
この値は、ルーティング・テーブルが IPv6 経路に対して構成されていないか、または IPv4 ルーティング情報のみがテーブルに対して表示されるかのいずれかの場合に表示されます。
Interface
ポリシー・ベース・ルーティング・テーブルに対する動的ルーティング・パラメーターで指定されたインターフェースの名前。 インターフェースが動的ルーティング・パラメーターとして、同じ IP バージョンの TCP/IP スタックに現在定義されていないか、またはインターフェースが TCP/IP スタックで非アクティブの場合、その名前の先頭にアスタリスク (*) が付きます。
NextHop
ポリシー・ベース・ルーティング・テーブルに対する動的ルーティング・パラメーターで指定されたネクスト・ホップのルーター IP アドレス。 動的ルーティング・パラメーターにネクスト・ホップのルーター IP アドレスが指定されていない場合は、Any の値が表示されます。