Netstat コマンドのターゲット

任意のオプションとともに TCp/-p tcpname を使用すると、 特定の TCP/IP アドレス・スペースの情報を入手できます。このオプションは、共通 INET 物理ファイル・システム (PFS) を使用し、z/OS® イメージで複数のアクティブな TCP/IP アドレス・スペースを持っている場合にのみ必要です。このようなマルチ・スタックの環境では、 このオプションを使用して、どの TCP/IP アドレス・スペースの情報を Netstat で集めるかを指定します。 このオプションがマルチ・スタック環境で指定されていない場合は、表示される情報は適当なリゾルバー構成ファイルまたはデータ・セットの中の TCPIPJOBNAME ステートメントに指定された、デフォルトの TCP/IP アドレス・スペースのみから集められます。

規則: Netstat RESCache/-q オプションは、システム全体のリゾルバーから情報を取得します。情報は、TCp/-p のターゲット・パラメーターで指定されている TCP/IP アドレス・スペース名に固有でも、デフォルトの TCP/IP アドレス・スペースに固有でもありません。

TCp/-p tcpname
指定された TCP/IP アドレス・スペースに関する詳細情報を表示します。TCp/-p tcpname を他の任意の Netstat パラメーターとともに使用して、 指定された TCP/IP アドレス・スペースに関する情報を入手します。

tcpname は、8 バイトのプロシージャー名であり、TCP/IP アドレス・スペースを開始するために使用します。TCP/IP 開始の S member.identifier メソッドを使用する場合 は、ID に指定する値は tcpname として使用する必要があります。