wmemcmp() - ワイド文字の比較

標準

形式

#include <wchar.h>

int wmemcmp(const wchar_t * __restrict__s1, 
            const wchar_t * __restrict__s2, size_t n);

#define _XOPEN_SOURCE
#define _MSE_PROTOS
#include <wchar.h>

int wmemcmp(const wchar_t *s1, const wchar_t *s2, size_t n);

機能説明

s1 が指すオブジェクトの最初の n ワイド文字と s2 が指すオブジェクトの最初の n ワイド文字を 比較します。

n の値が 0 の場合、wmemcmp() は 0 を戻します。

XPG4 の特殊な動作: プログラム・ソース・ファイル内の wchar ヘッダーをインクルードするステートメントより前に、XPG4 の動作を指定してフィーチャー・テスト・マクロを定義した場合には、_MSE_PROTOS フィーチャー・テスト・マクロも定義して、プログラムのコンパイル時に使用可能な wchar ヘッダーに wmemcmp 関数の宣言を行う必要があります。 XPG4 と他のフィーチャー・テスト・マクロのリストについては、表 1 を参照してください。

戻り値

例

#include <wchar.h>
#include <stdio.h>

main()
  {
   int      ptr;
   wchar_t  *in  = L"12345678";
   wchar_t  *out = L"12AAAAAB";

   printf("¥nGREATER is the expected result");
   ptr = wmemcmp(in, out, 3);
   if (ptr == 0)
        printf("¥nArrays are EQUAL %ls %ls ¥n",in, out);
     else
       {
        if (ptr > 0)
            printf("¥nArray %ls GREATER than %ls ¥n",in, out);
          else
            printf("¥nArray %ls LESS than %ls ¥n",in, out);
       }

  }

関連情報

• wchar.h
• wmemchr() - ワイド文字の位置検出
• wmemcpy() - ワイド文字のコピー
• wmemmove() - ワイド文字の移動
• wmemset() - ワイド文字の設定