tterm() - MTF サブタスクの終了

標準

標準/拡張機能 C/C++ 依存項目
Language Environment C のみ  

形式

#include <mtf.h>

int tterm(void);

機能説明

制約事項: この関数は、AMODE 64 ではサポートされません。

MVS で MTF 環境を初期設定します。関数はメインタスクによって呼び出され、tsched() によって スケジュールされたすべての並列関数の完了を待機します。すべてのサブタスクを切り離し、tinit() によって 作成された MTF 環境を削除するためには、tinit() - MTF サブタスクの付加と初期化を参照してください。

ユーザーのネーム・スペースが侵害されるのを回避するため、この非標準関数には 2 つの名前があります。1 つの名前の接頭部には 2 つの下線文字が付き、もう 1 つの名前の接頭部には付きません。接頭部下線文字が付いていない名前は、LANGLVL(EXTENDED) を使用する場合にのみ表示されます。

この関数を使用するには、その外部エントリー・ポイント名 (2 つの下線文字で始まる名前) を使用して呼び出すか、LANGLVL(EXTENDED) を使用してコンパイルする必要があります。LANGLVL(EXTENDED) を使用すると、ヘッダー内の関連情報も表示されます。

tinit() が tterm() 呼び出しの前に正常に呼び出されなかった 場合には、tterm() は MTF が既に非アクティブになっている ことを指示します。

tterm() 呼び出しがメインプログラム終了前に発行されなかった場合には、完了コード A03 をもつシステム異常終了が起こります。プログラムが終了すると、メインタスクは終了しますが、サブタスクは、すべてのスケジュールされた並列関数が実行を 完了している場合であってもまだアクティブになっています。

tinit() が IMS、CICS、または DB2 のもとで実行している プログラムによって呼び出された場合には、要求は処理されず、戻り値は MTF 呼び出しがこれらのシステムではサポートされない ことを指示します。

注: この関数は、POSIX(ON) ランタイム・オプションをもつ z/OS® UNIX ではサポートされません

戻り値

正常に実行された場合、サブタスクを切り離し、MTF 環境を除去して、tterm() は MTF_OK を戻します。

正常に実行されなかった場合、tsched() は以下のいずれかの値を戻します。
エラー・コード
説明
EINACTIVE
MTF は非アクティブになっています。
ETASKABND
1 つ以上のサブタスクが異常終了しました。
注: これらの値はマクロです。これらは mtf.h ヘッダー・ファイル (mtf.h) で見つかります。

関連情報