mkstemp() - 固有のファイル名の作成

標準

標準/拡張機能 C/C++ 依存項目

XPG4.2
Single UNIX Specification、バージョン 3

両方 POSIX(ON)

形式

#define _XOPEN_SOURCE_EXTENDED 1
#include <stdlib.h>

int mkstemp(char *template);

機能説明

mkstemp() 関数は、template が指すストリングの 内容を固有ファイル名に置き換え、読み書き用にオープン されたファイルのファイル記述子を戻します。この関数はこのようにして、ファイルが存在するかどうか をテストすることと、ファイルを使うためにオープンすること との間で競合状態が起こる可能性を避けます。template のストリングは、末尾に 6 個の「X」が 付いたファイル名のように見えるはずです。mkstemp() は、移植可能ファイル名文字セットの文字をそれぞれ「X」で 置き換えます。作成される名前が既存ファイルの名前と重複しない ように、文字が選択されます。この関数がサポートされるのは、POSIX プログラムだけです。

戻り値

正常に実行された場合、mkstemp() は、オープン・ファイル記述子を戻します。

適切なファイルを作成できなかった場合、mkstemp() は -1 を戻します。

errno 値は定義されていません。

関連情報