標準
| 標準/拡張機能 | C/C++ | 依存項目 |
|---|---|---|
XPG4 |
両方 |
形式
#define _XOPEN_SOURCE
#include <math.h>
double lgamma(double x);
extern int signgam;
int *__signgam(void);C99:
#define _ISOC99_SOURCE
#include <math.h>
double lgamma(double x);
float lgammaf(float x);
long double lgammal(long double x);C++ TR1 C99:
#define _TR1_C99
#include <math.h>
float lgamma(float x);
long double lgamma(long double x);機能説明
lgamma() 関数は、以下の計算を行います。
ここで、
という式は、次のように定義されます。
の符号は、外部整数 signgam に戻されます。引数 x は正の整数でなければなりません。
マルチスレッド化プロセスでは、各スレッドは signgam 変数の独自のインスタンスを持っています。スレッドは __signgam() 関数を呼び出すことにより、変数のインスタンスに
アクセスします。__signgam() - signgam 参照の戻り を参照してください。math.h ヘッダー (math.hを参照) は、ストリング
__signham 関数の呼び出しに「signgam」を再定義します。実 signgam 外部変数は、IPT 用の
signgam 値を保管するために使用されます。
注: 下表は、これらの関数の実行可能な形式を示しています。
IEEE 2 進数浮動小数点の詳細は、IEEE 2 進数浮動小数点を参照してください。
| 関数 | Hex | IEEE |
|---|---|---|
| lgamma | X | X |
| lgammaf | X | X |
| lgammal | X | X |
戻り値
正常に実行された場合、lgamma() はその引数の上記の関数を戻します。
lgamma() は次の条件下では失敗します。
- 結果がオーバーフローの場合、関数は HUGE_VAL を戻し、errno を ERANGE に設定します。
- x が正でない整数であり、_XOPEN_SOURCE が定義されている場合、lgamma() は HUGE_VAL を戻し、errno を EDOM に設定します。
- x が正でない整数であり、_ISOC99_SOURCE が定義されている場合、lgamma() は HUGE_VAL を戻し、errno を ERANGE に設定します。
注: _XOPEN_SOURCE と _ISOC99_SOURCE の両方が定義されている場合は、_ISOC99_SOURCE の動作が優先されます。
IEEE の特殊な動作: _XOPEN_SOURCE が定義されていて、_ISOC99_SOURCE は定義されていない場合でも、lgamma() は HUGE_VAL を戻し、errno に ERANGE を設定します。
例
/*
This example uses lgamma() to calculate ln(|G(x)|), where x = 42.
*/
#include <math.h>
#include <stdio.h>
int main(void)
{
double x=42, g_at_x;
g_at_x = exp(lgamma(x)); /* g_at_x = 3.345253e+49 */
printf ("The value of G(%4.2f) is %7.2e¥n", x, g_at_x);
}出力:
The value of G(42.00) is 3.35e+49