localtime_r()、localtime64_r() - ブレークダウン現地時間へのタイム値の変換

標準

標準/拡張機能 C/C++ 依存項目

Single UNIX Specification、バージョン 2
Single UNIX Specification、バージョン 3
Language Environment®

両方 OS/390 V2R8

形式

#define _XOPEN_SOURCE 500
#include <time.h>

struct tm *localtime_r(const time_t *__restrict__ clock,
                       struct tm *__restrict__ result);
#define _LARGE_TIME_API
#include <time.h>

struct tm *localtime64_r(const time64_t *__restrict__ clock, 
                       struct tm *__restrict__ result);
コンパイル要件: localtime64_r() 関数を使用するには、long long データ型が必要です。long long を使用可能にする方法については、「z/OS XL C/C++ ランゲージ・リファレンス」を参照してください。

機能説明

localtime_r() 関数は、clock で指定されるカレンダー時間を、result が指す構造体に保管されるブロークンダウン時間に変換します。localtime_r() 関数は、その同じ構造体を指すポインターも戻します。

localtime() とは異なり、tzname の設定に再入可能バージョンは、必要ありません。

localtime64_r() 関数は、localtime_r() とまったく同じように動作します。ただし、2038 年 1 月 19 日の 03:14:07 UTC を超え、9999 年 12 月 31 日の 23:59:59 UTC を限度とするカレンダー時間を指す time64_t 値をブレークダウンする点を除きます。

戻り値

正常に実行された場合、localtime_r() は、引数 result によって示される構造体へのポインターを戻します。

エラーが検出された場合、localtime() は NULL ポインターを戻し、errno をエラーを示すように設定します。

エラー・コード
説明
EOVERFLOW
結果は表されません。

関連情報