標準
| 標準/拡張機能 | C/C++ | 依存項目 |
|---|---|---|
C/C++ DFP |
両方 | z/OS® V1.10 |
形式
#define __STDC_WANT_DEC_FP__
#include <math.h>
_Decimal32 lgammad32(_Decimal32 x);
_Decimal64 lgammad64(_Decimal64 x);
_Decimal128 lgammad128(_Decimal128 x);
_Decimal32 lgamma(_Decimal32 x); /* C++ only */
_Decimal64 lgamma(_Decimal64 x); /* C++ only */
_Decimal128 lgamma(_Decimal128 x); /* C++ only */機能説明
lgamma() 関数は、以下の計算を行います。
という式は、次のように定義されます。
の符号は、外部整数 signgam に戻されます。引数 x は正の整数でなければなりません。
マルチスレッド化プロセスでは、各スレッドは signgam 変数の独自のインスタンスを持っています。スレッドは __signgam() 関数を呼び出すことにより、変数のインスタンスに アクセスします。math.h ヘッダーは、__siggam 関数の呼び出しにストリング signgam を再定義します。実際の signgam 外部変数 が、IPT 用の signgam 値を保管するために使用されます。
これらの関数は、IEEE 10 進数浮動小数点形式で機能します。詳細は、IEEE 10 進数浮動小数点を参照してください。
注: IEEE 10 進数浮動小数点を使用するためには、ハードウェアに 10 進数浮動小数点機能
がインストールされている必要があります。
戻り値
正常に実行された場合、lgamma() はその引数の上記の関数を戻します。
lgamma() は次の条件下では失敗します。
- 結果がオーバーフローする場合、関数は +HUGE_VAL_D32、 +HUGE_VAL_D64、 または +HUGE_VAL_D128 を戻し、errno を ERANGE に設定します。
- x が正でない整数の場合、lgamma() は +HUGE_VAL_D32、 +HUGE_VAL_D64、 または +HUGE_VAL_D128 を戻し、errno を ERANGE に設定します。
例
CELEBL26
⁄* CELEBL26
This exaxmple illustrates the lgammad64() function.
*⁄
#define __STDC_WANT_DEC_FP__
#include <math.h>
#include <stdio.h>
int main(void)
{
_Decimal64 x, y;
x = 42.0DD;
y = lgammad64(x);
printf ("lgammad64(%Df) = %Df¥n", x, y);
}