getnetbyaddr() - アドレスによるネットワーク・エントリーの取得

標準

標準/拡張機能 C/C++ 依存項目

XPG4.2
Single UNIX Specification、バージョン 3

両方  

形式

XPG4.2:
#define _XOPEN_SOURCE_EXTENDED 1
#include <netdb.h>

struct netent *getnetbyaddr(ip_addr_t net, int type);
SUSV3:
#define _POSIX_C_SOURCE 200112L
#include <netdb.h>
struct netent  *getnetbyaddr(uint32_t net, int type);
バークレー・ソケット:
#define _OE_SOCKETS
#include <sys/types.h>
#include <netdb.h>

struct netent *getnetbyaddr(unsigned long net, int type);

機能説明

getnetbyaddr() 呼び出しは、指定されたネットワーク・アドレ スを、tcpip.HOSTS.ADDRINFO データ・セットで検索します。
パラメーター
説明
net
ネットワーク・アドレス。
type
サポートされるアドレス・ドメイン (AF_INET)。
ネーム・サーバーが存在しない、または RESOLVE_VIA_LOOKUP オプションが 有効な場合は、X_ADDR 環境変数を使用すると、tcpip.HOSTS.ADDRINFO 以外のデータ・セットを指定することができます。
注: これらのデータ・セットと環境変数 tcpip.HOSTS.LOCAL、tcpip.HOSTS.ADDRINFO、および tcpip.HOSTS.SITEINFO の詳細については、「z/OS V2R2.0 Communications Server: IP 構成ガイド) を参照してください。

getnetbyaddr()、getnetbyname()、および getnetent() は、いずれも同じ 静的領域を使用して netent 構造体を戻します。この静的領域は、これらの次の関数が同じスレッドで呼び出されるまで有効です。

netent 構造体は、netdb.h 組み込みファイルに定義され、以下のエレメントを含みます。
エレメント
説明
n_addrtype
戻されるネットワーク・アドレスの型。この値は呼び出しによって常に AF_INET に設定される。
n_aliases
ネットワークの代替名の、NULL ポインターで終了する配列。
n_name
ネットワークの公式名。
n_net
ホスト・バイト・オーダーに戻される、ネットワーク番号。

C++ の特殊な動作: C++ でこの関数を使用するには、_XOPEN_SOURCE_EXTENDED 1 フィーチャー・テスト・マクロを 使用する必要があります。

戻り値

正常に実行された場合、getnetbyaddr() は netent 構造体へのポインターを戻します。戻り値は、同じデータ構造体を戻す、以降の呼び出しで上書きされるデータを 指します。

正常に終了しなかった場合は、getnetbyaddr() は NULL ポインターを戻し、エラーまたはファイル終わり (EOF)を示します。

関連情報