cdump() - 主記憶装置ダンプの要求

標準

標準/拡張機能 C/C++ 依存項目
C ライブラリー 両方  

形式

#include <ctest.h>

int cdump(char *dumptitle);

機能説明

  1. ctrace() 関数と同じ方法でトレースを呼び出して、活動化スタック の表示を作成します。
  2. Language Environment フォーマット済みダンプを表示します。
  3. TEST(SYM) を指定してソース・ファイルをコンパイルした場合は、cdump() は、ユーザーの変数の内容を表示します。出力は、dumptitle によって識別されます。出力の書き込み先を判別するには、「z/OS Language Environment プログラミング・ガイド) の『CEE3DMP Language Environment 呼び出し可能サービス (CEE3DMP Language Environment callable service)』を参照してください。

ユーザーのネーム・スペースが侵害されるのを回避するため、この非標準関数には 2 つの名前があります。1 つの名前の接頭部には 2 つの下線文字が付き、もう 1 つの名前の接頭部には付きません。接頭部下線文字が付いていない名前は、LANGLVL(EXTENDED) を使用する場合にのみ表示されます。

この関数を使用するには、その外部エントリー・ポイント名 (2 つの下線文字で始まる名前) を使用して呼び出すか、LANGLVL(EXTENDED) を使用してコンパイルする必要があります。LANGLVL(EXTENDED) を使用すると、ヘッダー内の関連情報も表示されます。

cdump() がユーザー・ルーチンから呼び出されると、C/C++ ライブラリーは、仮想記憶域のダンプ を取得するための OS SNAP マクロを発行します。cdump() の最初の呼び出しの結果として、SNAP ID が 0 になります。連続して呼び出すたびに、この ID は 1 ずつ増分されて最大で 256 になり、その後、この ID は 0 にリセットされます。

ダンプの出力は、CEESNAP データ・セットに送信されます。CEESNAP の DD 定義は、以下のとおりです。
    //CEESNAP DD SYSOUT= *

そのデータ・セットが定義されていない、または何らかの理由で使用できない場合、cdump() は 失敗コード 1 を戻します。CEE3DMP の呼び出しが正常に実行された場合でも、このようなことが 起こります。詳しくは、「z/OS Language Environment デバッグ・ガイド」の『C/C++ ルーチンのデバッグ』を参照してください。

戻り値

正常に実行された場合、cdump() は 0 を戻します。

正常に実行されなかった場合は、cdump() は、ゼロ以外を戻します。

関連情報