Sametime Community Server のインストール
IBM® Sametime® Community Server は、プレゼンス (在席確認)、テキストチャット、双方向の電話をサポートします。
このタスクについて
Sametime Community Server は、最初にインストールする IBM Domino 上でホストされます。 Sametime Community Server をインストールするには、以下のタスクを実行します。
- Windows Server 2008 以降での使用されない TCP グローバル設定の無効化
Microsoft Windows Server 2008 以降 (Windows Server 2012 を含む) で使用可能であるが、IBM Sametime 9 では使用されない TCP のグローバル設定を無効にすることで、パフォーマンス上の問題を回避します。 - Domino のインストール
IBM Sametime Community Server をインストールする前に、IBM Domino サーバーをインストールし、環境を準備します。 - Sametime Community Server のインストール
IBM Sametime System Console のガイド付きアクティビティを使用して、Sametime Community Server をインストールするために使用できるデプロイメント計画を作成します。 - 管理者による Sametime Community Server の管理の有効化
デプロイメント計画を使用して Sametime Community Server をインストールする場合は、LDAP ディレクトリにリストされている Sametime 管理者を Sametime 設定データベースに追加することによって、管理者がコミュニティサーバーを管理できるようにする必要があります。デプロイメント計画を使用せずにサーバーをインストールした場合や、以前のリリースからアップグレードした場合は、この作業をスキップしてください。 - IP の競合を回避するようにパーティション化された Domino サーバーを構成する
1 台のコンピュータに複数の IBM Sametime Community Server をインストールする場合は、各サーバーに異なる IP アドレスを割り当てる必要があります。AIX® または Linux では、1 台のコンピュータ上の同一ロジカルパーティション内に複数の Sametime Community Server をインストールできます。Sametime Community Server の各インスタンスは、異なるパーティションの IBM Domino サーバーで実行されます。同じ論理パーティション内で他の Domino サーバーまたは HTTP サーバーも実行している場合は、ポートの競合を避けるために、それらのサーバーにも個別の IP アドレスを割り当てることが必要です。Domino のパーティション化されたサーバー環境にコミュニティサーバーをインストールしたら、IP の競合を回避するために、パーティション化されたサーバーを構成します。 - Sametime Community Server のインストールの検証
IBM Sametime Community Server をインストールしたら、サーバーを開始してインストールが正常に完了したことを確認します。 - Sametime Community Server の Sametime System Console への登録
新しくインストールした IBM Sametime Community Server を Sametime System Console に登録して、System Console の管理ページから Community Server を管理できるようにします。Sametime Community Server をクラスタ化する場合でも、最初に個々のサーバーを登録する必要があります。 - Sametime Community Server での IPv6 のサポートの有効化
Sametime Community Server のデプロイメントで IPv6 のサポートが必要な場合は、Domino と IBM Sametime の両方の設定を構成して、サポートを有効にすることができます。 - スタンドアロンの Sametime Community Mux をインストールして設定する
スタンドアロンの IBM Sametime Community Mux サーバーをインストールして設定するには、以下の手順を実行する必要があります。 - Sametime Community Server の接続を構成する
IBM Sametime Community Server のコミュニティサービスのためのホスト名およびポートを定義します。 - 環境内のすべてのサーバーに同じコミュニティ ID を設定する
環境内のすべてのサーバーが 1 つのコミュニティに属していることをクライアントに認識させるには、sametime.ini ファイルに ST_COMMUNITY_ID 値を追加する必要があります。 - LDAP と Domino 接続の構成
IBM Sametime Community Server を構成して、LDAP と Domino ディレクトリと連携するようにします。 - Sametime Community Server 上でマルチテナントを構成する
マルチテナントを使用すると、IBM Sametime コミュニティに複数の組織が参加できるようになります。Sametime ユーザーは、マルチテナントを使用して、チャット、連絡先リストへのユーザーとグループの追加、見えるように構成された、内外の組織に属するユーザーの在席状況の確認を行うことができます。 - Sametime Community Server をユーザー用に準備する
クライアントをデプロイする前に、現在の環境に適したログイン要件とライセンス要件をセットアップする必要があります。
親トピック: インスタントメッセージのデプロイ
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